オオ キン カメムシ。 アブラギリ と オオキンカメムシ : 野山の住認たちⅡ

キンカメムシ

オオ キン カメムシ

概要 [編集 ] オオキンカメムシ Eucorysses grandis Thunberg は、真っ赤な体に大きな黒い斑紋を持つカメムシである。 熱帯系の昆虫で分布が広く、地域によって斑紋等に変異がある。 日本では本州南部以南に見られるが、より北方でも採集されることがあり、広範囲に移動していると見られる。 ただしその多くの地域で越冬できず、越冬しているのは上記分布域のみで、枝先の葉の間などに数十頭が集まって越冬する姿が見られる。 なお、集団越冬は近縁のやその他いくつものカメムシでも知られる。 かつてアブラギリがよく栽培されていたころには、その重要な害虫として知られていたが、現在ではその栽培が行われていないために、害虫としての重要性はあまり高くない。 特徴 [編集 ] 体長は20-25mm。 背面は丸く盛り上がり、腹面はほぼ平らである。 背面は全体に鮮やかな赤で、表面につやが強くて、虹色に輝く。 背面には赤の地に黒の大きな斑紋が並ぶ。 これには変異が大きい。 日本産のものは全胸後端から小楯板前端に一つ、小楯板後端に一つ、それらの間に二つの黒い横斑がはいる型が普通であるが、より斑紋の少ないものや小さいものもある。 腹面は全体に黒く、虹色の輝きが乗る。 と歩脚も黒い。 頭部は三角に尖り、背面が黒、側面が赤い。 前胸は頭部に続いて後方へ広まり、併せて三角になり、後端はやや左右に突き出す。 それ以降の胴部の背面はすべて小楯板に覆われる。 幼虫は齢によって異なるが、おおむね丸っこい形をしており、やはり背面が丸く盛り上がる。 頭部と胸部、腹部の背面のキチン板が金属光沢のある黒っぽい色で、それ以外の腹部は赤っぽい。 習性 [編集 ] 上記のようにアブラギリが重要な食草であったが、この植物は外来種である。 成虫も若虫もその果実から汁を吸う。 近縁のシナアブラギリでは発育できない。 他に、ハゼなどが寄主植物としてあげられたことがあるが、いずれも幼虫の発育には適さない。 そのようなことから、長谷川 1987 は本来の宿主としてとが想定されるとしている。 成虫は六月ころから交尾と産卵を行う。 卵は100-140個を単層に並べた卵塊の形で生み付けられる。 幼虫は果実の汁を吸って成長し、五齢が終齢である。 新しい成虫は七月-八月頃に現れる。 越冬は成虫で行う。 冬に南部地域に集まり、たとえば四国では、がよく知られる。 海岸林の日当たりのよいところの、ツバキ、ミカン、などの常緑樹の枝先、葉裏、あるいは樹幹に集まる。 毎年集まる場所が決まっており、12月後半から集まりはじめ、4月ころより分散して移動する。 オオキンカメムシの集団越冬 移動について [編集 ] 本種は本州中部以南では通年見られ、これ以南が分布域と考えられる。 ところが採集記録には北海道があり、本州北部や中部山岳の高所からも採集記録がある。 長谷川 1987 によるとそれらは七月から八月に集中しており、また雌が圧倒的に多い。 また彼が解剖した例では、すべて腹には卵が詰まっていた。 このようなことから彼は後の雌が活発に移動するものと考えている。 これらはいわゆるとなることが多いであろう。 北海道の例は、に乗って移動したことが推定されている。 海上で発見された例もあり、かなりの長距離移動をすることが考えられる。 分布 [編集 ] 上記のように日本では本州中部以南が定着している分布域である。 長谷川 1987 はその範囲を「静岡県と石川県を結ぶ線から南西」としている。 いずれも海岸近くに多い。 国外では台湾から東南アジア一帯に分布する。 変異について [編集 ] この種は長崎でツンベルグによって発見されたのが最初であるが、より南方に広く産し、そこでは斑紋の変化が大きい。 地色の赤はやや色薄く、黒斑はより小さい。 斑紋が帯でなく、楕円形のものが二対ほどになっているものを f. baro Fabricius 、完全に無斑になったものを f. pallens Amyot et Serville という。 利害 [編集 ] 上記のようにアブラギリの害虫として知られる。 江戸時代の虫譜にこの虫について「アブラギリを食べるから毒を持っている」旨の記述があると言うから、よく知られていたことがわかる。 果実が攻撃を受け、その場合、果実は褐色になって落果しやすくなる。 ただし現在ではこの植物そのものが栽培されなくなった。 この他に、ミカン類の若い果実からも汁を吸う例が知られ、その意味では現在もであるが、その重要性は低い。 出典・脚注 [編集 ]• 川沢・川村 1975 、p. 18 参考文献 [編集 ]• 川沢哲夫・川村満、『カメムシ百種』、 1975 、全国農村教育協会• 友国雅章監修、『日本原色カメムシ図鑑』、 1993 、全国農村教育協会• 長谷川仁編、『昆虫とつき合う本』、 1987 、誠文堂新光社• 石井悌他編、『日本昆蟲圖鑑』、 1950 、北隆館.

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【台湾】オオキンカメムシ

オオ キン カメムシ

中断していた与那国オフの続き。 今回の目的はだったが、南方の離島に行くと本州とは違った昆虫相が待っている。 半翅目もその例に漏れない。 林縁などをルッキングして歩くと、色々な雑虫に会えて飽きない。 足元でジージーと鳴いている。 直翅類と思ったら本種。 今回も抜殻は見つからなかった。 何気ない草の葉1枚でも弱肉強食が行われている。 ナナホシキンカメムシに比べて小ぶりだが緑色のメタリックが美しいカメムシ。 与那国特産の長寿草についていた。 長生きしろよ。 チャイロカメムシ、アカギカメムシ、ミヤコキンカメムシ、ナナホシキンカメムシ、ハラアカナナホシキンカメムシ(モモアカナナホシキンカメムシ)、オオキンカメムシ、アカスジキンカメムシ、ニシキキンカメムシ、ミカンキンカメムシ これまで会ったのは、ハラアカナナホシキンカメムシ、ミカンキンカメムシを除く7種。 下に紹介する。

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オオ キン カメムシ

私はあらゆる昆虫の中でカメムシが一番好きだ。 特にこのオオキンカメムシが大好きだ。 オレンジ色に輝く身体、そして黒い模様がまるで人の顔のように見えてとてもユーモアがある。 手の平に乗せた重厚感もたまらない。 しかも臭いは他のカメムシと違って柑橘系の不思議な香りがする。 このオオキンカメムシは日本に生息するカメムシの中では最大で3cm近くある。 何故この寒い季節に虫?と思う方もいるだろうがこのオオキンカメムシは集団越冬する習性があり、冬こそ一番見つけ易いからだ。 実際、夏にこのカメムシを見つけた経験はない。 それ程、幻のカメムシで冬にしか出会うことが出来ない。 私は毎年、正月明けに三重県にある秘密の海岸へ行く。 そこはツバキの花が咲き誇る群生地帯である。 ピンク色の美しいツバキの花に囲まれてこのオオキンカメムシが集団で身を寄せあっている。 まるで海から吹いて来る冷たい風を凌いで押しくら饅頭の如く互いの身体を暖めてあっているようでかわいらしい。 私が暖かい息を吹き掛けてやると春が来たのかと勘違いしたかのように触覚をピクピクさせて動き出す。 その姿をみるととても愛おしくなる。 カメムシの名は瓶に由来する。 ずんぐりむっくりとした形が瓶にそっくりだからである。 カメムシは多くは人々には臭い虫と云って嫌われている。 しかしこのオオキンカメムシはどうだろうか?この色、この大きさは誰の心をも魅了する力を持っている。 しかし不思議な事に桜が咲く季節になるとどこかともなく消えてしまう不思議な虫なのだ。 このカメムシは今しか見ることが出来ない最高のお年玉である。 オオキンカメムシ 分布 本州以南、四国、九州、沖縄。 生息地 アオギリ、ツバキ、ミカン類。 繁殖期 12〜2月 大きさ19〜-26mm。 とにかく大きいカメムシである。 カメムシというと臭いと思われるかもしれないがこのカメムシは臭くない。 手にとって匂いを嗅ぐと冬であればツバキの花粉の匂いがする。 このカメムシを散策するなら冬がいい。 海岸沿いのツバキの群生地を探して葉裏を見れば集団で群生している。 集団なので簡単に見つかるかと思われがちだが、人間は冬にはあまり上を見て歩かないからか見つけられない。 集団で過ごすのは越冬しているのだが、時折歩いたりする。 紺碧の空を背景にツバキのピンクの花、緑の葉っぱ、そしてこのオレンジと黒のオオキンカメムシ。 耳を済ませば波の音。 ああ、また冬が行く、それとも春が来るのか、考えてしまう。 nyanmaru5.

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