ジャンニ スキッキ 私 の お父さん。 『ジャンニ・スキッキ』あらすじと解説(プッチーニ)

私のお父さん ジャンニ・スキッキ プッチーニ

ジャンニ スキッキ 私 の お父さん

山崎睦(音楽ジャーナリスト ウィーン在) 稀代のメロディー・メーカーであるプッチーニ。 『ボエーム』、『トスカ』、『蝶々夫人』等、数々の傑作オペラで知られる彼は、ココゾという決定的なシーンで名旋律を繰り出す天才だ。 「もしリヌッチョと結婚できないのなら、ポンテ・ベッキオ(古い橋)からアルノ川に身投げするわ!」と、父親のジャンニ・スキッキに懇願し、なかば脅迫するアリアだ。 娘の一途な思いに心動かされた父親は、一旦は拒絶したブオーゾの親族の頼みを引受け、遺言書偽造という悪事を働いてしまうのだが、これもひとえに娘かわいさの親心である、というオチが最後に付く。 このように、ラウレッタのアリアは本作品のドラマトゥルギー(作劇法)上、重要なポイントになっているのだ。 ラウレッタ役の小林沙羅 そこで小林はフィレンツェ市街の中心部に架かるベッキオ橋を訪れ、アルノ川のほとりを歩いてみた。 「すべての状況が実感を持って把握できました。 フィレンツェという街は、『ジャンニ・スッキッキ』の出典である13世紀のダンテの時代以来、変わっていないのですね。 ラウレッタがポルタ・ロッサ(赤い門)のお店に行って指輪を買うというテキストもあわせて、このオペラ全体が、たいへん身近になりました」と興奮して語る。 (「私のいとしいお父さま」を歌う小林沙羅) 生き生きとフレッシュな魅力でソフィア・デビューを成功させた小林沙羅の父親役、ジャンニ・スキッキにはウラディミール・サムソノフとビゼル・ゲオルギエフが交代で登場する。 マリインスキー劇場(サンクト・ペテルブルク)専属のバリトンであるサムソノフは、男声低音歌手の宝庫として知られる同劇場で、しかもモルドヴィア出身の外国人ながら、しっかり自分のポジションをキープしているのは立派だ。 おおらかな包容力が感じられる彼のスキッキに対して、ゲオルギエフ(今回、日本で『トスカ』のスカルピアも歌う)は、もっと狡智に長けたワルな雰囲気が濃厚で、二人それぞれの持ち味で勝負するステージに期待される。

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「O mio babbino caro 私のお父さん」(オペラ 「ジャンニ・スキッキ」プッチーニ)空耳で歌ってみた

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そして色々試している時、これまでにないというか、自分の声とは思えないような声がわぁ~っとこみ上げて来た、と感じました。 あの瞬間、私はコレがそうなんだ、と体で理解しました。 発声は、質問者の方に声があれば、この一瞬でワカるというより感じるものです。 3年しようと、10年しようとその一瞬に出逢うか出逢わないかです。 死ぬまでワカらない人も沢山いると思います。 良い先生、というより、伝える力がある人と出逢い、その一瞬を経験できるかだと思います。 それがワカった時、私はコレでどんな歌もコワくない、と思いました。 運命の力のレオノーラの最後Bの音だって、楽に出せてうんと伸ばせます。 努力は殆ど関係ありません。 私的にはこの歌は易しそうでとても難しい、高いレベルのテクニックが要ると思います。 例えばイタリア歌曲集の1の1番は、声楽科を目指す高校生が最初にもらう曲ですが、こんなに難しい歌はありません。 私のこと覚えてますか?一応知恵袋はもう本当に引退したんですが、質問につられて思わず回答しに来てしまいました。 米良よりずっと高い声が出ます。 「私のお父さん」は私の十八番です。 若い頃はもっと出たんですがね。 バスからソプラノまでほとんどの声域をカバーしていました。 でも私は男なんでコツは女性とは違うと思うのでわかりません。 すいません。 授業中にソプラノで歌うと生徒にキモがられます(泣) 参考にならないかもしれませんが、何と言ってもテバルディが一番上手いですね。 キャラは合わないけど。

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劇中では、クラシックファン以外にも親しまれている珠玉の名曲「O mio babbino caro(私のお父さん)」がラウレッタによって歌われます。 このオペラは、『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』を一夜で連続して上演する三部作としてニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演されました。 『外套』と『修道女アンジェリカ』が評価が別れる一方で、『ジャンニ・スキッキ』は大成功をおさめたそうです。 ここではプッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』のあらすじを紹介したいと思います。 主な登場人物 ジャンニ・スキッキ(バリトン):法律に詳しく、機転の効く男 ラウレッタ(ソプラノ):ジャンニ・スキッキの娘 リヌッチョ(テノール):資産家ブオーゾ・ドナティの甥、ラウレッタの恋人 ブオーゾの親戚たち 医者、公証人、証人 『ジャンニ・スキッキ』の簡単なあらすじ 時間がない方のための簡単な「30秒あらすじ」 舞台:ブオーゾの家 資産家ブオーゾが亡くなり、親戚たちは「遺産」の相続先を心配しています。 遺書が見つかると、「遺産はすべて修道院行き」になることが明らかになります。 親戚たちは、遺産を守るために、ジャンニ・スキッキに相談します。 そして「新しい偽の遺言書」を作ることになり、公証人を呼び寄せます。 遺言書の作成中、ジャンニ・スキッキは皆の言うことを聞くふりをして、最も価値のある「ロバ・ブオーゾの家・粉ひき場」を自分のものにします。 皆は怒り狂いますが、家を手にしたジャンニ・スキッキは皆を追い出します。 ジャンニ・スキッキが客席に「今晩、皆さまが楽しめたのなら私をお許しください。 」と語りかけ、オペラが終わります。 全1幕:『ジャンニ・スキッキ』のあらすじ 1299年、フィレンツェのお金持ちブオーゾ・ドナティの寝室 資産家ブオーゾの遺産先を、親戚が心配している 朝9時、死んだばかりのブオーゾの周りを親戚たちが取り囲んでいます。 親戚たちは大げさに嘆き悲しんでいますが、彼らの本当の目的は ブオーゾの残した遺産でした。 ベット(親戚)が「遺産は修道院行きらしい。 」と噂すると、皆は慌てて遺言書を探し出します。 捜索の結果、リヌッチョ(ブオーゾの甥)が遺言書を見つけ出します。 リヌッチョは「もしおじさんがお金を残してくれていたら、ラウレッタとの結婚を認めてください。 」とツィータ(リヌッチョのおば)に言います。 ツィータはそれを了承しますが、今はそんな場合ではないと遺言書を取り上げます。 リヌッチョは助けを求める為に、ジャンニ・スキッキ(ラウレッタの父)を少年に呼びに行かせます。 ブオーゾの遺産は修道院行きに ツィータが遺言書を開くと、噂通り遺産は修道院行きとなっていました。 皆が不満をぶちまけて騒ぎが最高潮に達すると、一同静まり議論を始めます。 議論の中身は、「遺言書の中身を変えられないか」ということでした。 そこでリヌッチョは機転の効くジャンニ・スキッキに相談しようと提案します。 (Avete Torto!... ジャンニ・スキッキに遺産を相談する するとすぐにジャンニ・スキッキがラウレッタと共に登場します。 恋人関係のリヌッチョとラウレッタは、愛を語り合います。 一方、ツィータはジャンニ・スキッキに「持参金がなければ、甥とは結婚できない。 」と言っています。 ジャンニ・スキッキは怒り帰ろうとしますが、リヌッチョが遺言書を見せて解決法を相談します。 ジャンニ・スキッキは断りますが、ラウレッタが「愛が無駄になれば、アルノ川に身を投げる」(O mio babbino caro)と泣き崩れるので、仕方なく了承します。 「O mio babbino caro」(私のお父さん) 遺産はジャンニ・スキッキのものに 遺言書を作成するために、公証人が到着します。 ジャンニ・スキッキは皆の願い通りに遺言書を作成していきます。 最後に残ったのは、一番価値のある「ロバ・家・粉ひき場」でした。 ジャンニ・スキッキは公証人に「これらは、私の忠実な友人ジャンニ・スキッキに」と告げます。 皆は怒り狂いますが、「この計画がばれたら、共謀者は手を切断され追放される。 」という言葉を思い出し手が出せません。 公証人は多額の礼金をもらい、喜んで退出します。 そして、この家は遺言書によりジャンニ・スキッキのものになってしまいます。 ジャンニ・スキッキは怒りを爆発させる皆に「出ていけ、ここは私の家だ!」と言い追い出します。 リヌッチョとラウレッタの美しい二重唱 舞台が静けさを取り戻すと、テラスからリヌッチョとラウレッタが現れます。 リヌッチョとラウレッタによる美しい愛の二重唱が流れます。 最後にジャンニ・スキッキが、「今晩、皆さまが楽しめたのなら私をお許しください。 」というセリフを客席に語りオペラは終わります。 プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』の映像 輸入盤・日本語字幕なし 2004年、イギリス・グラインドボーン音楽祭での『ジャンニ・スキッキ』のライブ映像です。 ラフマニノフのオペラ『けちな騎士』も収録されています。 高音質・高画質で臨場感のあるオペラが楽しめます。 イタリアの名バリトン、アレッサンドロ・コルベッリが、演技でも音楽でも素晴らしいジャンニ・スキッキ像を描き出してくれています。 ラウレッタ役のイギリス生まれのソプラノ、サリー・マシューズは、2015年のグラインドボーン音楽祭(モーツァルト『後宮からの誘拐』)でコンスタンツェ役を演じたことでも記憶に新しいです。 リヌッチョ役のマッシモ・ジョルダーノは、2017年新国立劇場『カルメン』(ホセ役)で記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。 【キャスト等】 ジャンニ・スキッキ:アレッサンドロ・コルベッリ ラウレッタ:サリー・マシューズ ツィータ:フェリシティ・パーマー リヌッチョ:マッシモ・ジョルダーノ ゲラルド:エイドリアン・トンプソン ネッラ:オリガ・シャラエワ ベット・ディ・シーニャ:マキシム・ミハイロフ シモーネ:ルイージ・ローニ マルコ:リッカルド・ノヴァーロ チェスカ:マリー・マクラフリン など ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ウラディーミル・ユロフスキ 演出:アナベル・アーデン.

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