恋人ごっこ歌詞。 マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ 恋人ごっこ 歌詞

恋人ごっこ歌詞

まるでひとつの物語を読み終えたような気持ちになりました。 【Music Novelize Project】3つのルール 1. 曲から思い浮かんだ情景を物語に 2. 歌詞の表現は7割程度が目標 3. 曲が終わるまでに読める長さで このルールに沿って、今回はPVの内容を再現するように書いてみました。 イントロ ……. まったく、なんであいつの方が泣くんだよ。 別れの瞬間、彼女が流した涙。 少し経った今でも、折にふれて思い出す。 今日は、大通りに出ようとして、この土手に来てしまった。 彼女の家に行くときに、いつも通っていた道だ。 「やっぱり、ここに来ると思い出しちゃうなぁ」 諦めにも似た声が頭に響いて、自分自身をあざ笑う。 彼女の泣き顔が頭から離れなかった頃に比べたら、少しずつマシになっているはずだけど、それでも、彼女を忘れられる日が本当に来るのかと思ってしまう。 出会ってもうすぐ2年、別れた日からまだ半年しか経ってない。 いや、付き合った訳でもないのに、別れたと言えるのだろうか。 忘れていいのはいつからで 忘れたいのはいつまでだ? もう二度とあなたを失くせないから 「あれー?こんなところで何してるのー?」 家の最寄駅のコンビニで、馴れ馴れしい声がする。 振り向くと、よく知った顔が立っていた。 「あれ?汐梨さんじゃないですか。 なんで?」 「こっちのセリフだよ!私はこの近くにすんでるの。 もしかしてはっとりくんも?」店内に響き渡るような大声で、彼女は言う。 「はい、住んでるのは駅の反対側ですけど。 てか俺以外でこの街に住んでる人、大学入って初めて見ました」 「反対側だから今まで合わなかったのか。 私も初めて見たよ!ほんと、びっくりした〜」 大学に行くまでに、2回電車を乗り換えなきゃいけないこの街に住んでいる学生は、実際ほとんどいない。 大学の最寄りに住むと、家が友人のたまり場になるとはよく聞く話だ。 それを恐れた僕は、誰も知らないこの街で休日を謳歌するつもりだったのに。 ……でも少し、嬉しい偶然かもしれない。 「はっとりくんはひどいよね〜。 春にあれだけ奢ってあげたのに、結局うちのサークルに入ってくれなかったんだもん」コンビニを出た僕らは、周りに気にすることなくのびのびと言葉を交わす。 「確かに新歓期はお世話になりました。 でもね、もうその言葉は効きませんから。 そうやって言うから期末の試験範囲教えてあげたんでしょ?」 彼女は不満そうに「え〜」と言って頬を膨らませる。 「だいたい、汐梨さんは2年生なんだからこの授業2回目でしょ?教えてほしいのはこっちの方なんですからね」 「いや、だってあの授業毎年テストの問題違うし」今度は少し縮こまって、彼女は答える。 「じゃあ、なんで授業全然来なかったの?」 「いや、だってここ大学まで遠いじゃん」 「ふははっ」思わず笑ってしまう。 さっきから言い訳にもなっていない。 実家と大学の間にあるからこの街を選んだと、さっき言っていたはずだ。 「とにかく!また飲みに行こうよ!せっかくこの街に住んでいるもの同士、仲良くしようではないか!」そう言って彼女は僕の背中を大げさに叩く。 もうほとんど無い先輩の威厳を、なんとか保とうとしているらしい。 「そうっすね。 いつでも呼んでください」 「そうこなくっちゃ!後期の授業も助けてもらわないといけないしね!」 「ちょっと待って、まさか後期も授業一緒なの?」 「まぁまぁ、仕方ないからまた奢ってあげるよ!じゃあね、ばいばーい」 そう言って足早に去っていく彼女を、呆れた笑顔で見送る。 頬に触れて、呆れながらも笑っている自分に気づいた。 彼女とのやりとりは楽しくて、思わず笑ってしまう。 駅を越えて、ひとり家に帰る。 優雅な休日を過ごす為に選んだ、落ち着いていて、そして退屈なこの街が、今日はいつもより賑やかに見えた。 *** 中学に入った時も、高校に入った時もそうだった。 なんで、たった1〜2年早く入学しただけなのに、先輩ってこんなに輝いて見えるのだろう。 汐梨さんは底抜けに明るくて、なれなれしくて、どう考えても計算されたあざとさがある人だった。 けれど僕を含めた新入生はみんな彼女に騙されて、彼女に会う為にサークルに顔を出して、そして彼女に恋人がいると知って絶望した。 既に社会人らしい彼女の恋人のことを思うと、慣れないビールを無理して飲んでいた僕自身が、ひどく幼く感じられてしまう。 結局僕が居ついたのは他のサークルで、そのことに彼女は関係ないつもりだけど、実際はどうなのか分からないでいる。 *** 「今日の夜飲みに行こうよ」 あれから数日して汐梨さんから連絡がきた。 ふたつ返事でOKした僕は、駅前の居酒屋で彼女と落ちあった。 ……そして、気づいたときには彼女の家で朝を迎えていた。 「う〜ん」 にぶい頭のまま、なんとなく見覚えのある台所で水を飲み、置いてあった缶コーヒーを開ける。 物音に気づいた彼女の起きる音が、リビングから聞こえてきた。 「そっか。 はっとりくん昨日うち来たんだもんね」 そう言って服を着る彼女の目はうつろで、やけに湿ったシーツだけが、昨日何があったのかを覚えているみたいだった。 「あれ?コーヒー飲んじゃった?」彼女は空き缶に気づいて言った。 「あ、ごめんなさい飲んじゃいました」 「ううん。 いいの、これ彼がここに来るといつも置いていくんだ」 そう、彼女には恋人がいる。 改めて突きつけられた事実が重たくて、「新しいの買ってきます」と言って、部屋を飛び出した。 自転車で近くの自販機へ行き、コーヒーを3本買う。 汐梨さんとその彼氏と、そして僕の分。 浮かれてはいけない、汐梨さんには彼氏がいる。 これはひと晩の過ちってやつなんだろうと、自分に言い聞かせた。 アパートに戻ると、汐梨さんはベランダで洗濯物を干していた。 彼女にコーヒーを投げて、部屋に戻って乾杯する。 洗濯物を一緒に干しながら、彼女はシーツを頭から被せてきた。 その中で、僕らはキスをする。 洗剤の香りのするシーツの中で、コーヒーで冴えた頭で……昨晩を覚えているものはもう何もないのに、どうにもならない2人だと思った。 *** それからたびたび、僕は彼女の部屋に行った。 彼女は寂しい夜に決まって連絡をよこして、僕は「もう一度だけ」と彼女に会いに行き、寂しさを募らせた。 けど、あの時はそれで良かった。 彼女と一緒にいれるなら、恋人ごっこで構わなかった。 去年の夏、そんな僕たちの関係が始まって1年が経とうとしていて、そして僕はそれに耐えられなかった。 別れの瞬間、彼女が流した涙。 彼女に取って僕は、忘れてもいい存在なはずなのに。 彼女を忘れたい僕の心に、あの涙がずっと残っている。 ・・・ ふたりで歩いた土手。 やっぱり、ここにくると彼女のことを思い出す。 でも彼女のことで思い出すのは、身体やキスの感触だったり、表面的なことばかりだ。 大切な話なんて、ひとつもできなかったからな。 恋って最初はなんとなく好きになっても、心を通わせながら想いを確かなものにしていくものだと思う。 でも恋人ごっこの僕に、彼女の内面に踏み込む勇気はなかった。 フられるのが怖くて、愛を伝えることすらできなかった。 それでも、表面的な思い出しかなくても、彼女のことを忘れられないでいる。 それならこの思い出を抱えて生きていくしかないんだろう。 ひとり自転車を漕ぐ土手の上。 彼女のことをできるだけ鮮明に思い出してみる。 もし時間が巻き戻って、もう一度あなたといられるのなら、今度はちゃんと愛を伝えよう。 もう二度とあなたを失くせないから、言い訳じみた言葉は捨てる、ふたりの未来も少しずつ諦める。 そして正面から彼女と向き合おう。 あなたとの思い出を抱えても、前を向いて歩き出せるように。 あんなに忘れようとしていたのに、呆れるほどはっきりと彼女の姿が頭に浮かんだ。 まるで懐かしい場所に帰ってきたような気持ちになる。 あまりに脆かった彼女との日々、その記憶を抱きしめて、僕はもう一度彼女にさよならを告げた。 ただいま。 さよなら。 ————————————————————— 今日紹介した曲 『恋人ごっこ』 歌 マカロニえんぴつ 作詞作曲 はっとり 「ねえ、もう一度だけ」 を何回もやろう、そういう運命をしよう 愛を伝えそびれた でもたしかに恋をしていた 恋をしていた *** 缶コーヒーで乾杯 シーツは湿って どうにもならない二人だ 言う通りにするから、 恋人ごっこでいいから 今だけ笑っていてほしい ・・・ 余計な荷物に気付くのは 歩き疲れた坂道だ 忘れていいのはいつからで 忘れたいのはいつまでだ? ・・・ 「ねえ、もう一度だけ」 を何回もやろう、そういう運命でいよう 愛を伝えそびれた でもたしかな恋をしていた 恋をしていた *** 無駄な話に頼るのだ 隠し疲れた罪を運ぶため 忘れていいのは君なのに 忘れたいのは僕だけか ・・・ 「ねえ、もう一度だけ」 もう無しにしよう?そういう運命を取ろう 愛を伝え損ねた またこんな恋をしてみたい 恋をしてみたい *** 裸や、撫で肩や、キスや乾かない髪 もう一度あなたと居られるのなら きっともっともっとちゃんと ちゃんと愛を伝える もう二度とあなたを失くせないから 言葉を棄てる 少しずつ諦める あまりに脆い今日を抱き締めて手放す ・・・ ただいま さよなら たった今 さよなら.

次の

ボーカロイドの歌詞置場 吉原ラメント

恋人ごっこ歌詞

「恋は人を狂わす」と言いますが、明らかに主人公だけが擦り減ってしまい感傷に浸っているのです。 サビ2 「ねえ、もう一度だけ」 もう無しにしよう? そういう運命を取ろう 愛を伝え損ねた またこんな恋をしてみたい 恋をしてみたい とうとう心に限界がきた主人公は 「もう無しにしよう?」といって 「恋人ごっこ」の運命を取り払う。 主人公と君の関係は完全に幕を下ろしたのです。 そうしないと心を保つことができなかったため、主人公側としては致し方ないのですが、唯一の心残りは 『愛を伝えることができなかった』ということ。 彼女からすると主人公の行動は突拍子もないように感じたかも知れない。 だからMVでは彼女側が泣いているのではないか 一方的な形で二人の恋は幕を閉じたが、後悔が残っている主人公は「またこんな恋がしてみたい」と切に願う。 次こそは 『愛を伝えてやる』と意気込んでいるのだ。 3番 裸や、撫で肩や、キスや乾かない髪 もう一度あなたと居られるのなら きっともっともっとちゃんと ちゃんと愛を伝える もう二度とあなたを失くせないから 言葉を棄てる少しずつ諦める あまりに脆い今日を抱き締めて手放す ただいまさよなら たった今さよなら 「恋人ごっこ」という歪な関係が終わった後も、思い出すのは君の姿形ばかり。 君との嘘の関係に耐えれなくなって、別れを切り出した主人公でしたが、いざ別れてみると君を失ったダメージの方がはるかに大きかったのです。 だから 「もう一度あなたと居られるのなら」と叶わない願いを胸に秘め「次は愛を伝える」と秘めた胸を焦がしている。 「少しずつ諦める」という歌詞が「少しずつ 恋人ごっこ以上になるのを 諦めたらよかった」を含んでいるように思えて切ない。 主人公は後悔ばかりの脆い今日を抱き締めては、明日に進むために手放して歩いていくのだ。 感想 まるで1編の小説を読んでいるようでした。 同じ経験はないにしても、好きな子と一緒にいるために手段を問わなかった主人公の情動には、かなり共感しました。 また関係を壊したくないために本心を打ち明けられない姿も然り。 マカロニえんぴつのラブソングは今日も私の心を締め付けた。

次の

マカロニえんぴつ 恋人ごっこ 歌詞&動画視聴

恋人ごっこ歌詞

「恋は人を狂わす」と言いますが、明らかに主人公だけが擦り減ってしまい感傷に浸っているのです。 サビ2 「ねえ、もう一度だけ」 もう無しにしよう? そういう運命を取ろう 愛を伝え損ねた またこんな恋をしてみたい 恋をしてみたい とうとう心に限界がきた主人公は 「もう無しにしよう?」といって 「恋人ごっこ」の運命を取り払う。 主人公と君の関係は完全に幕を下ろしたのです。 そうしないと心を保つことができなかったため、主人公側としては致し方ないのですが、唯一の心残りは 『愛を伝えることができなかった』ということ。 彼女からすると主人公の行動は突拍子もないように感じたかも知れない。 だからMVでは彼女側が泣いているのではないか 一方的な形で二人の恋は幕を閉じたが、後悔が残っている主人公は「またこんな恋がしてみたい」と切に願う。 次こそは 『愛を伝えてやる』と意気込んでいるのだ。 3番 裸や、撫で肩や、キスや乾かない髪 もう一度あなたと居られるのなら きっともっともっとちゃんと ちゃんと愛を伝える もう二度とあなたを失くせないから 言葉を棄てる少しずつ諦める あまりに脆い今日を抱き締めて手放す ただいまさよなら たった今さよなら 「恋人ごっこ」という歪な関係が終わった後も、思い出すのは君の姿形ばかり。 君との嘘の関係に耐えれなくなって、別れを切り出した主人公でしたが、いざ別れてみると君を失ったダメージの方がはるかに大きかったのです。 だから 「もう一度あなたと居られるのなら」と叶わない願いを胸に秘め「次は愛を伝える」と秘めた胸を焦がしている。 「少しずつ諦める」という歌詞が「少しずつ 恋人ごっこ以上になるのを 諦めたらよかった」を含んでいるように思えて切ない。 主人公は後悔ばかりの脆い今日を抱き締めては、明日に進むために手放して歩いていくのだ。 感想 まるで1編の小説を読んでいるようでした。 同じ経験はないにしても、好きな子と一緒にいるために手段を問わなかった主人公の情動には、かなり共感しました。 また関係を壊したくないために本心を打ち明けられない姿も然り。 マカロニえんぴつのラブソングは今日も私の心を締め付けた。

次の