怖い話長編。 長編

長編の怖い話一覧

怖い話長編

怖い話の俺的ランキングをまとめてみました。 「怖さ」で順位付けをしているため、「怖くないけど面白い話・興味深い話」は、低い順位になっていると思います。 何かオススメの怖い話があれば、是非教えて下さい。 【Aランク】 多くの怖い話の中から厳選しました。 1位 旅館の求人 金に困った投稿者が、旅館のバイト募集に電話を掛けた。 しかし求人に応募した直後から、彼の周りで異常な出来事が起こり始める。 一つ一つの描写に、何とも言えない薄気味悪さがあります。 「投稿者が別の選択をしたら…」と想像すると、更に恐ろしくなりました。 2位 本州を縦断する事にした「俺」と友人は、気楽に旅を楽しんでいた。 そんな彼らは、おかしな格好をした男のキャンピングカーに乗せてもらう のだが…。 文章力が高いので、スラスラと読めました。 非日常感が上手く表現されていると思います。 初めて読んだ時は深夜だったんですが、かなりビビリましたw 3位 猛スピード 投稿者は、夜中に家の屋上から街を眺めていた。 そうして、静寂に満ちた街の風景を楽しんでいたのだが、あるものを捉えてしまい…。 タイトル通り勢いのある話です。 ただ、真っ昼間に読むと、あまり怖くないかもしれません。 できれば深夜に部屋を暗くして、自宅の外の様子を想像しながら読んで欲しいです。 4位 廃病院の地下 5位 非常階段 連日の激務で困憊した会社員達が、エレベーターのメンテナンスのため非常階段を使って退社することにした。 彼らは、暗く汚い階段を降りている途中で、背中に張り付くような異変を感じ始める。 臨場感のある文章なので、非常階段を降りている光景がありありと目に浮かびました。 逃げ場がなく、追いつめられていくような怖さがあります。 6位 鏡の中のナナちゃん 不思議な少女ナナは、鏡の中だけにしか現れない。 ナナと仲良く遊んでいた「私」は、次第に恐怖するようになり…。 7位 リゾートバイト 大学生達が、海に近い旅館でバイトをする事にした。 充実した日々を過ごす彼らだったが、「誰もいない筈の二階」に興味を持ったことで状況が一変する。 かなり長い話ですが、非常に読みごたえがあります。 「怖い話」としても質が高いけど、普通の読み物としても面白かったです。 8位 リアル 鏡の前で「してはいけないこと」をしてしまった「俺」は、ある怪異を呼び寄せてしまった。 事態はどんどん悪化していき、やがて恐ろしい結末を迎えてしまう。 「リゾートバイト」ほどじゃないですが、そこそこ長い話です。 「あの人は、何でああなったんだろう?」と考えると、背筋が薄ら寒くなりました。 読み終えた後で、様々な想像をしてしまいます。 9位 パンドラ 何の変哲もない田舎町に、謎めいた空き屋があった。 その家に興味を覚えた子供たちが、探索しに行くが…。 10位 祖父の死因 11位 投稿者は、「地元の山には祟り神がまつられている」という言い伝えを聞く。 そして、祟り神以外の恐ろしい「何か」の存在を知らされるのだった。 12位 姦姦蛇螺 手の付けられない不良達が、踏み入る事を禁止された森へと向かった。 意気揚々と進む彼らだったが、おかしな気配を感じ始める。 【Bランク】 Aランク程ではないですが、 僕的には 十分怖い話です。 13位 危険な好奇心 3人の小学生達が、裏山の秘密基地でよく遊んでいた。 ある夜、彼らは基地の近くで、木に釘を打ちつける不審な女と遭遇してしまう。 その出来事がきっかけとなり、恐怖の日々が始まった。 14位 吊り橋 バイト仲間たちで、とある吊り橋を目指してドライブしに行った。 だが、何人かの様子がおかしくなってしまい…。 15位 仏壇から覗く顔 投稿者が幼い頃、祖父の仏壇に正体不明の存在がいた。 その存在は後に、投稿者達を戦慄させる事となる。 16位 くねくね 祖母の家に来ていた二人の兄弟が、田んぼの向こう側に奇妙なものを見つけた。 二人が、その怪しい物体を見続けていると…。 ある家の納屋から、珍しい形をした箱が出てきた。 その小さな箱・コトリバコは、過去のおぞましい悪習によって作られたものだった。 18位 地下のまる穴 田舎町にの巨大施設が建った。 地元の高校生5人が、そこで肝試しをするが…。 19位 かんのけ坂 原付に乗っていた若者達が、田舎道でに遭ってしまう。 説明の付かない奇妙な体験をし、困惑する彼ら…。 しかしそれは、更に恐ろしい出来事の幕開けでしかなかった。 20位 骨喰朽歯 21位 竹林で 二人の小学生が度胸試しをするために、薄暗い竹林の奥へと向かった。 そこで彼らは、思いがけない光景を目撃することになる…。 22位 ざわつき声 ある日を境に、階下から大勢の人の声が聞こえるようになった。 投稿者は下の階の住人と騒音の原因を探るが、事態は意外な展開を見せるのだった。 23位 拾った石 不思議な石を拾った直後から、投稿者の周辺でおかしな出来事が多発する。 それらには、奇妙な関連性があった。 24位 10の14乗 バイク好きの仲間達が、ある心霊スポットに行き不思議な体験をした。 それをきっかけにして次々と怪奇現象が起こり、彼らを震え上がらせる事となる。 25位 廃屋探検 2人の男子小学生が廃墟を探検していた。 彼らは、途中で出会った謎の少女と共に探検を続けて、一番奥にある部屋まで進むことにしたのだが…。 26位 かえるのうた 会社の先輩から「面白い行事があるので、実家で一緒に年越ししない? 」と誘われた投稿者。 彼女は何の疑問も持たず誘いに乗る。 しかし、その先輩が言う「面白い行事」には、驚くべき秘密が隠されていた。 27位 2人の少女 不良グループが山中にある心霊スポットに向かっていた。 道中で奇妙な少女2人と出会い、行動を共にする事になった。 それから謎の多い2人の少女は、彼らを「もっと怖い場所」へと誘い込み…。 28位 カン、カン 深夜、真っ暗な家の中に「カン、カン」という音が鳴り響いた。 その原因を探るため「私」と彼女の姉は居間に向かい、恐ろしい心霊現象を目の当たりにする。 この日の体験がきっかけとなり、「私」の家族は不気味なに巻き込まれてしまう。 29位 卒業旅行計画 仲間全員の進路が決まった事で、卒業旅行を計画していた大学生達。 だが諸々の準備を済ませた矢先、彼らの中に不振な行動をとる者が現れ…。 30位 サヨちゃん 投稿者がまだ幼い頃に、公園で「サヨちゃん」という謎の多い少女と知り合った。 やがて投稿者は、薄気味悪い「サヨちゃん」のいいなりとなってしまう。 31位 マネキン 中学生の「私」とS子は、クラスメイトのF美の家を訪ねた。 F美の部屋に招かれた二人は、人間のように扱われるマネキンと対面させられる。 32位 『謎のケン君と二階の秘密』俺が家庭教師で行ったヤバイ家の話 大学生のスレ主は、家庭教師のアルバイトをする事にした。 しかし電話を掛けてきた相手は、人形を自分の子供だと言い張る女だった。 33位 うたて沼 男3人が、気ままなドライブの途中で見つけた城跡に、何となく踏み入ろうとしていた。 それは休憩がてらの暇つぶしだったが、とんでもない存在と遭遇してしまうのだった。 34位 リョウメンスクナ ある古寺の解体中に、作業員が曰くありげな木箱を見つけた。 それを聞いた元住職は「絶対に開けるな」というが、箱の封印は解かれてしまい作業員達に恐ろしい災厄が襲いかかる。 35位 小屋の二階 旅行していたサークル仲間の大学生達。 宿の隣には人気のない建物があり、彼らは退屈しのぎに探索してみることにする。 だが、その怪しげな建物には想像を絶する秘密が隠されていた。 36位 おおいさん 「会っても目を合わしてはいけない」という不思議な客・おおいさん。 ある日、平然とレジの前に現れ、恐ろしい事態を引き起こしてしまう。 37位 洋子さん 旅行から帰ってきた兄が何故か意気消沈していた。 部屋に引きこもった彼は、「洋子から電話がきても自分の在宅を知らせるな」と力無くいう。 次の日、兄の恋人・洋子さんから電話が掛かってきて…。 38位 井戸の壁 小学生3人が、存在する筈のない井戸を発見してしまう。 好奇心に駆られた一人の少年が、その中を降りていくと…。 39位 とんでもない廃屋 夏休みの前日、8人の少年達が廃屋を探検をしていた。 そして家の中を調べていく内に、彼らは幾つかの異常な点に気づく。 40位 迫りくるモノ 幼い頃に入院していた投稿者は、病室で「おかしなもの」を見た。 そして日に日に近づいてくる「おかしなもの」が、後もう少しで投稿者にするというところで、予想外の出来事が起こる。 41位 ヒサルキ 子供達だけが知っている存在「ヒサルキ」に関した話。 42位 夕日が沈む前 夕方、自宅で漫画を読んでいた投稿者は、二階から数人の笑い声を聞いた。 それは次第にカレートしていき、大きな物音まで混じるようになる。 抗議しようとする投稿者だったが、ある疑問を持つ。 43位 玄関に立つ影 仕事を終えた投稿者が家に帰ってくると、母親が耳を塞いで震えていた。 顔を上げた母親は「おまえ、どこから家に上がってきたの? 」と言う。 その直後に、誰かが玄関を叩き始めた。 投稿者は、不安げな呟き声を聞く。 「また来た・・・さっきのあれだ絶対・・・」と。 44位 階上の子どもたち 鞭打ちで休職中のAは、余ったピザを上の階に住む子供達に分けてあげようとする。 彼は子供達の部屋を訪ねてみるが、あるおかしな点に気づくのだった。 45位 血雪 寒い冬の日、投稿者は「血だらけの女が橋の上で倒れている」と父親に知らされる。 二人は、慌てて橋の上に向かったのだが…。 46位 リンフォン 「俺」の彼女が、リンフォンという曰くありげな置物を購入した。 「俺」も最初の内は「精巧な作りだ」と満足していたが、彼女がリンフォンに依存し始めたため不安を募らせていく。 47位 貸し別荘 5人の高校生が、森の中にある貸し別荘で夏休みを満喫していた。 しかし怪しい人物との遭遇を皮切りに、恐怖の一夜を過ごすはめになる。 48位 糸 森の中に遊びに来た小学生達。 他校の生徒を待っていた彼らは、自分達を誘導するような呼び声を聞く。 そして、目の前に糸のようなものが垂れてきて…。 49位 に一人旅 「俺」は気ままな一人旅をしていた。 彼が山の近くにある神社周辺を散策していると、赤い服を着た不思議な少女と出会う。 50位 池にいた何か 2台のバイクがをウロウロしていると、池がある小さな公園に通りがかった。 バイクに乗っていたル達は、その池の周辺で異変を感じるのだが…。 51位 旅館での一夜 投稿者とその彼女は古くさい温泉宿に宿泊するが、嫌な予感が当たり次々と心霊現象に見舞われてしまう。 52位 で 53位 木の杭 「俺」は、先祖に降りかかった災いの話を聞かされる。 それは杭にまつわる怪異の話だった。 54位 とんでも無い拾い物 投稿者は、捨てられていた携帯を拾い、中にあったカードを持ち帰った。 その後、カードに入っていた不思議な画像を見てから、怪現象に悩まされるようになる。 55位 相方 橋の架け換え工事をしていたNさんは、やるせない怪現象と向き合う事になる。 56位 57位 変なものを見てしまった。 愛犬と共にキャンプをしていた青年が、禍々しい存在に目を付けられてしまう。 そのため彼は、化け物から必死に逃げるが…。 58位 ヤマノケ 山中で父親と娘がドライブをしていると、エンジントラブルで車が止まってしまった。 親子は次の日までをする事にしたが、夜中に不気味な声を聞くのだった。 59位 猿夢 「私」は、惨たらしい内容のを見ていた。 夢の中では、他の人が順番に酷い目に遭っていき、やがて…。 60位 眼の不自由な人 深夜、人通りのない道で出会った不審な女性。 眼が見えないという彼女の行動に、投稿者は疑問を抱く。 61位 キャンプ 投稿者は、友人や留学生達と一緒にキャンプをしていた。 しかし、ある事がきっかけとなり、正体不明の怪異に狙われてしまう。 62位 けもの 祖父母の家に遊びに行った小学生の兄弟。 二人が池で遊んでいると、「よくわからないもの」が近づいてきた。 彼らは、自分達の家系にまつわる秘密を知る事となる。 63位 同窓会の案内 ある日、「僕」はから同窓会の連絡を受けた。 すぐに幹事に電話するも、いくつかの奇妙な点に気づき恐怖を覚えるのだった。 64位 狂った家族 何の前触れもなく、ごく普通の家族に起こった異変。 突如切り替わる異常な変化に、投稿者は一切対処できず戦慄する…。 65位 友達数人と遊んでいた 数人の少年達がグラウンドで遊んでいたのだが、その光景を一人の少女が見ていた。 「一緒に遊ぼう」と相手に話しかける少年達。 だが次第に、違和感が芽生えてきて…。 66位 赤い服の女 赤い服を着た不気味な女が、噴水周辺をうろついていた。 しかし、いつもなら気にとめない「私」は、女がいる方向に顔を向けてしまい…。 67位 山道の怪談 深夜、助手席に座っていた友人が怖い話をし始めた。 それに呼応するかのように、車外で異変が起こる。 友人が話始めた理由と彼の過去に、投稿者は驚愕するのだった。 68位 鉄塔の中の異変 山頂にあるアンテナ施設で、「私」は妙な痕跡を見つけた。 彼女と上司2人は「イタズラか? 」「動物の仕業か? 」と訝しむが、犯人の正体は判然としない。 不審に思いながらも点検をしていると、辺りに不気味な声が鳴り響いた。 69位 部屋から出られなくなった 投稿者は、友人からの「部屋から出られなくなった」という電話を受けた。 その後、急いで友人の家に駆けつけるも、まるで理解できない事態を目の当たりする事になる。 70位 街道 車で東北を一人旅していた男が、おかしな女を見かけた。 全く行動が読めず、どういう存在なのかも分からない相手に、彼は震え上がるのだった。 71位 自転車に乗っている夢 Kが見る連続した夢。 最初は日常的だったその内容が、段々と狂気を帯び始め現実に影響を及ぼし始めた。 Kと友人達は、その原因を探る事にしたのだが…。 【Cランク】 AランクやBランク程ではないですが、それなりに怖い話です。 ただ「怖さ」以外の要素なら、上で挙げた話より優れた話もあると思います。 72位 渦人形 部活の合宿中、ある生徒が「すぐそこの廃墟に、子供の姿を見た」と騒ぎだした。 夜になって、何人かの生徒が廃墟を調べに行くが…。 73位 生き人形 「生き人形の関係者が次々と祟られた」という氏の心霊体験談。 74位 75位 どうやら私はしにあったようだ 「私」とその友達が祭りの日に、科学や常識では説明のつかない不可思議な体験をする。 76位 奇妙なプチ予言『に成功したけど質問ある? 』 「数日後の未来から、をしてきた」と言うスレ主の予言が、実際に次々と的中していく。 77位 巣くうもの 怪談好きなBと、彼女を避ける女性A。 彼女達は、他の男女数人と心霊スポットに行き、想像を絶する体験をする。 78位 人のこない山道 79位 奇妙なナー 「私」は幼い頃、怪しいナーの施設に連れていかれた。 施設内で迷ってしまった「私」は、侵入禁止の階段を見つけて…。 80位 謎の預かり物 受験の為に東京に滞在していたAは、ホテルの従業員から不気味な茶封筒を手渡される。 81位 82位 チャレンジャー号の最期 83位 裏世界 ある小学生が、グランドの隅に錆びた扉を見つけた。 扉を開くと地下に通じた空間があり、彼は梯子を使って降りていったのだが…。 84位 父と母はいわゆるデキ婚 85位 死んだペットの処理依頼 86位 道中線路 87位 小さい霊園 88位 可愛がり 89位 古き神降臨 仮想世界「」で遊んでいた投稿者は、架空の神・になりきったプレイヤーと知り合う。 仏と向かい合ったその男は、怪しい行動を取り始める。 93位 邪視 94位 キモオタ 95位 留学生と神社 96位 いざない 97位 腕章の少年 98位 八尺様 99位 特定の人に変なものが見える 100位 卒業式の後 toshikoro.

次の

怖い話<実話・怪談・短編・長編・不思議・猫他>|人から聞いた怖い話

怖い話長編

長編怖い話 カン、カン 幼い頃に体験した、とても恐ろしい出来事について話します。 その当時私は小学生で、妹、姉、母親と一緒に、どこにでもあるような小さいアパートに住んでいました。 夜になったらいつも畳の部屋で、家族揃って枕を並べて寝ていました。 ある夜、母親が体調を崩し、母に頼まれて私が消灯をすることになったのです。 洗面所と居間の電気を消し、テレビ等も消して、それから畳の部屋に行き、母に家中の電気を全て消した事を伝えてから、自分も布団に潜りました。 横では既に妹が寝ています。 普段よりずっと早い就寝だったので、その時私はなかなか眠れず、しばらくの間ぼーっと天井を眺めていました。 すると突然、静まり返った部屋で、「カン、カン」という変な音が響いだのです。 私は布団からガバッと起き、暗い部屋を見回しました。 しかし、そこには何もない。 「カン、カン」 少しして、さっきと同じ音がまた聞こえました。 どうやら居間の方から鳴ったようです。 隣にいた姉が「今の聞こえた?」と訊いてきました。 空耳などではなかったようです。 もう一度部屋の中を見渡してみましたが、妹と母が寝ているだけで、部屋には何もありません。 おかしい・・・確かに金属のような音で、それもかなり近くで聞こえた。 姉もさっきの音が気になったらしく、「居間を見てみる」と言いました。 私も姉と一緒に寝室から出て、真っ暗な居間の中に入りました。 そしてキッチンの近くからそっと居間を見ました。 そこで私達は見てしまったのです。 居間の中央にあるテーブル。 いつも私達が食事を取ったり団欒したりするところ。 そのテーブルの上に人が座っているのです。 こちらに背を向けているので顔までは判りません。 でも、腰の辺りまで伸びている長い髪の毛、ほっそりとした体格、身につけている白い浴衣のような着物から、女であるということは判りました。 私はぞっとして姉の方を見ました。 姉は私の視線には少しも気付かず、その女に見入っていました。 その女は真っ暗な居間の中で、背筋をまっすぐに伸ばしたままテーブルの上で正座をしているようで、ぴくりとも動きません。 私は恐ろしさのあまり、足をガクガク震わせていました。 声を出してはいけない、もし出せば恐ろしい事になる。 その女はこちらには全く振り向く気配もなく、ただ正座をしながら私達にその白い背中を向けているだけだった。 私はとうとう耐え切れず、「わぁーーーーーっ!!」と大声で何か叫びながら寝室に飛び込んだ。 母を叩き起こし、「居間に人がいる!」と泣き喚いた。 「どうしたの、こんな夜中に」そういう母を引っ張って、居間に連れていった。 居間の明りを付けると、姉がテーブルの側に立っていた。 さっきの女はどこにも居ません。 テーブルの上もきちんと片付けられていて何もありません。 しかしそこにいた姉の目は虚ろでした。 今でもはっきりとその時の姉の表情を覚えています。 私と違って、彼女は何かに怯えている様子は微塵もなく、テーブルの上だけをじっと見ていたのです。 母が姉に何があったのか尋ねてみたところ、「あそこに女の人がいた」とだけ言いました。 母は不思議そうな顔をしてテーブルを見ていましたが、「早く寝なさい」と言って3人で寝室に戻りました。 私は布団の中で考えました。 アレを見て叫び、寝室に行って母を起こして居間に連れてきたちょっとの間、姉は居間でずっとアレを見ていたんだろうか? 姉の様子は普通じゃなかった。 何か恐ろしいものを見たのでは?そう思っていました。 そして次の日、姉に尋ねてみたのです。 「お姉ちゃん、昨日のことなんだけど・・・」 そう訊いても姉は何も答えません。 下を向いて、沈黙するばかり。 私はしつこく質問しました。 すると姉は小さな声でぼそっとつぶやきました。 「あんたが大きな声を出したから・・・」 それ以来、姉は私に対して冷たくなりました。 話し掛ければいつも明るく反応してくれていたのに、無視される事が多くなりました。 そして、あの時の事を再び口にすることはありませんでした。 あの時私の発した大声で、あの女はたぶん、姉の方を振り向いたのです。 姉は女と目が合ってしまったんだ。 きっと、想像出来ない程恐ろしいものを見てしまったのだ。 そう確信していましたが、時が経つにつれて次第にそのことも忘れていきました。 中学校に上がって受験生になった私は、毎日決まって自分の部屋で勉強するようになりました。 姉は県外の高校に進学し、寮で生活して、家に帰ってくることは滅多にありませんでした。 ある夜、遅くまで机に向かっていると、扉の方からノックとは違う、何かの音が聞こえました。 「カン、カン」 かなり微かな音です。 金属っぽい音。 それが何なのか思い出した私は、全身にどっと冷や汗が吹き出ました。 これはアレだ。 小さい頃、母が風邪をひいて、私が代わって消灯をした時の・・・ 「カン、カン」 また鳴りました。 扉の向こうから、さっきと全く同じ金属音。 私はいよいよ怖くなり、妹の部屋の壁を叩いて、「ちょっと、起きて!」と叫びました。 しかし妹はもう寝てしまっているのか、何の反応もありません。 母は最近ずっと早寝している。 とすれば、家の中でこの音に気付いているのは私だけ・・・。 独りだけ取り残されたような気分になりました。 そしてもう1度あの音が。 「カン、カン」 私はついにその音がどこで鳴っているのか分かってしまいました。 そっと部屋の扉を開けました。 真っ暗な短い廊下の向こう側にある居間。 そこはカーテンから漏れる青白い外の光でぼんやりと照らし出されていた。 キッチンの側から居間を覗くと、テーブルの上にあの女がいた。 幼い頃、姉と共に見た記憶が急速に蘇ってきました。 あの時と同じ姿で、女は白い着物を着て、すらっとした背筋をピンと立て、テーブルの上できちんと正座し、その後姿だけを私に見せていました。 「カン、カン」 今度は、はっきりとその女から聞こえました。 その時私は声を出してしまいました。 何と言ったかは覚えていませんが、またも声を出してしまったのです。 すると、女は私を振り返りました。 女の顔と向き合った瞬間、私はもう気がおかしくなりそうでした。 その女の両目には、ちょうど目の中にぴったり収まる大きさの鉄釘が刺さっていた。 よく見ると、両手には鈍器のようなものが握られている。 そして口だけで笑いながらこう言った。 「あなたも・・・あなた達家族もお終いね。 ふふふ」 次の日、気がつくと私は自分の部屋のベッドで寝ていました。 私は少しして昨日何があったのか思い出し、母に居間で寝ていた私を部屋まで運んでくれたのか、と聞いてみましたが、何のことだと言うのです。 妹に聞いても同じで、「どーせ寝ぼけてたんでしょーが」とけらけら笑われた。 しかも私が部屋の壁を叩いた時には妹は既に熟睡してたとのことでした。 そんなはずない。 私は確かに居間でアレを見て、そこで意識を失ったはずです。 誰かが居間で倒れてる私を見つけて、ベッドに運んだとしか考えられない。 でも改めて思い出そうとしても頭がモヤモヤしていました。 ただ、最後のあのおぞましい表情と、ニヤリと笑った口から出た言葉ははっきり覚えていた。 私と、家族がお終いだと。 異変はその日のうちに起こりました。 私が夕方頃、学校から帰ってきて、玄関のドアを開けた時です。 いつもなら居間には母がいて、キッチンで夕食を作っているはずであるのに、居間の方は真っ暗でした。 電気が消えています。 「お母さん、どこにいるのー?」 私は玄関からそう言いましたが、家の中はしんと静まりかえって、まるで人の気配がしません。 カギは開いているのに・・・掛け忘れて買い物にでも行ったのだろうか。 のんきな母なので、たまにこういう事もあるのです。 やれやれと思いながら、靴を脱いで家に上がろうとしたその瞬間。 「カン、カン」 居間の方で何かの音がしました。 私は全身の血という血が、一気に凍りついたような気がしました。 数年前と、そして昨日と全く同じあの音。 ダメだ。 これ以上ここに居てはいけない。 恐怖への本能が理性をかき消しました。 ドアを乱暴に開け、無我夢中でアパートの階段を駆け下りました。 一体、何があったのだろうか?お母さんは何処にいるの?妹は? 家族の事を考えて、さっきの音を何とかして忘れようとしました。 これ以上アレの事を考えていると気が狂ってしまいそうだったのです。 すっかり暗くなった路地を走りに走った挙句、私は近くのスーパーに来ていました。 「お母さん、きっと買い物してるよね」一人で呟き、切れた息を取り戻しながら中に入りました。 時間帯が時間帯なので、店の中に人はあまりいなかった。 私と同じくらいの中学生らしき人もいれば、夕食の材料を調達しに来たと見える、主婦っぽい人もいた。 その至って通常の光景を見て、少しだけ気分が落ち着いてきたので、私は先ほど家で起こった事を考えました。 真っ暗な居間、開いていたカギ、そしてあの金属音。 家の中には誰もいなかったはず。 アレ以外は。 私が玄関先で母を呼んだ時の、あの家の異様な静けさ。 あの状態で人なんかいるはずがない・・・。 でも、もし居たら?私は玄関までしか入っていないので、ちゃんと中を見ていない。 ただ電気が消えていただけ。 もしかすると母はどこかの部屋で寝ていて、私の声に気付かなかっただけかもしれない。 何とかして確かめたい。 そう思い、私は家に電話を掛けてみることにしたのです。 スーパーの脇にある公衆電話。 お金を入れて、震える指で慎重に番号を押していきました。 受話器を持つ手の震えが止まりません。 1回、2回、3回・・・・コール音が頭の奥まで響いてきます。 「ガチャ」誰かが電話を取りました。 私は息を呑んだ。 耐え難い瞬間。 「もしもし、どなたですか」 その声は母だった。 その穏やかな声を聞いて私は少しほっとしました・・・が、この時、一瞬でも安心してしまった私は愚かでした。 「もしもし、お母さん?」 「あら、どうしたの。 今日は随分と遅いじゃない。 何かあったの?」 私の手は再び震え始めました。 手だけじゃない。 足もガクガク震え出して、立っているのがやっとだった。 あまりにもおかしいです。 いくら冷静さを失っていた私でも、この異常には気付きました。 「なんで・・・お母さ・・・」 「え?なんでって何が・・・ちょっと、大丈夫?本当にどうしたの?」 お母さんが、今、こうやって電話に出れるはずはない。 私の家には居間にしか電話がないのです。 さっき居間にいたのはお母さんではなく、あのバケモノだったのに。 なのにどうして、この人は平然と電話に出ているのだろう。 それに。 今日は随分と遅いじゃない、と。 まるで最初から今までずっと家にいたかのような言い方。 私は、電話の向こうで何気なく私と話をしている人物が、得体の知れないもののようにしか思えなかった。 そして、乾ききった口から、何とかしぼって出した声がこれだった。 「あなたは、誰なの?」 「え?誰って・・・」 少しの間を置いて、返事が聞こえた。 「あなたのお母さんよ。 ふふふ」.

次の

【厳選】「意味が分かると怖い話」本当に怖い長編だけをまとめました(解説つき)

怖い話長編

人気の怖い話• 愛してはいけない 私の尊敬する住職は、すでに結婚していてもおかしくない歳なのだが、まだ結婚していない。 その住... 夜中の死神 家系なのか血筋なのかわかりませんが、私の家族は代々霊感が少なからずあります。 それを踏まえてこの記... 張り紙アパート 私が大学生だった頃の話です。 私が通う大学のある街には「張り紙アパート」と呼ばれる奇妙なア... 裏S区 今から何年か前に男の子(仮にA)が一人行方不明になった。 (結局自殺してたのが見つかったけど) 俺は... 潰された足 これは私が大学2年生の時の話です。 大学の講義が終わった後、友達の家で焼肉会をすることになりました... 昔田舎で起こった怖い話 俺が小学5年の頃の話だ。 東京で生まれ育った一人っ子の俺は、ほぼ毎年夏休みを利... 田舎の大根さん 去年の秋頃だったかな 俺は時々変なものを見るようになった 明らかに人間じゃないんだけど、... ちなみに俺は今27歳。 昔のことは、ややうろ覚えの部分もある。 細かな描写はある程度、想像の部分もある... 姦姦蛇螺 かんかんだら 小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かったA、Bと三人で毎日バカやって... Y君は関西の某大手製薬企業に勤めている。 しかし仕事柄、中々女性と出会えず、彼女がいないのが悩みであった。...

次の