あんじょう 方言。 あんじょうの意味や使い方 Weblio辞書

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あんじょう 方言

Q 閲覧ありがとうございます。 住民税について質問があります。 私は今まで住民税払ったことがないです。 30代後半まで。 今まで親の扶養に入っていたから?だと思うのですが、 世帯分離して国民健康保険に加入したのですが 住民税は発生するのでしょうか? 最近、国保に加入して、どれくらい出費があるのか、考えていたら 年金と健康保険とあと住民税かな?と思いまして ですが住民税っていくらなのかパッとしないので、 ネットであちらこちらと閲覧してみたところ、 個人差があり年間10万払ってる人と30万払ってる人がいるようです。 国民年金が全国一律15240円だったと思います、年間約18万円 国民健康保険が私の市だと、月16000円くらいで、年間約19万円 この2つだけで年間37万円も払わなければならないです。 住民税というのが、いくらかかるのか全くわからず ネット上では年間10万以上は払うように書かれているのですが ということは、年金、健康保険、住民税を合計すると年間50万以上 必要のように思えてしまうのですが、これは本当なのでしょうか? 私は年収200~230万位で 年金は銀行引き落とし、健康保険は払い込み用紙で毎月払う形 住民税は毎月払うのでしょうか? 毎月払えれは、楽なのかと思いきや、年収200万くらいで 年間10万~30万 高い人は50万くらいだそうなんですけど 自由になるお金減りすぎますよね。 あと40歳になると、介護保険料 というのが発生するみたいなんですが・・ 年収からこれらを全部引いてしまうと、手取り150万くらいになってしまうのですが こんなんで、ひとり暮らしは可能なのでしょうか? 月の収入で見ると 月給 180,000円 年金 -15,000円くらい 健康保険-16,000円くらい 所得税 -7000円くらい 住民税 -???円(仮に10,000円として)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄手取り 132,000円 醜い数値が出ました。 ひとり暮らしをしたら 知人の話では家賃4万円で光熱費いれるとトータル6万円くらいだそうです。 食費が、節約を常に考えても、1日1000円でも月3万円 この時点ですでに9万円です。 残りは42000円、これで生活できるのでしょうか・・ 閲覧ありがとうございます。 住民税について質問があります。 私は今まで住民税払ったことがないです。 30代後半まで。 今まで親の扶養に入っていたから?だと思うのですが、 世帯分離して国民健康保険に加入したのですが 住民税は発生するのでしょうか? 最近、国保に加入して、どれくらい出費があるのか、考えていたら 年金と健康保険とあと住民税かな?と思いまして ですが住民税っていくらなのかパッとしないので、 ネットであちらこちらと閲覧してみたところ、 個人差があり年間10万払ってる人と30万払... A ベストアンサー 年収210万円とした場合の住民税 住民税は「所得割」と「均等割」の2つの課税があります。 なお、給与所得の場合、「収入」から「給与所得控除(年収によってきまります)」を引いた額を「所得」といいます。 なお、所得税は7000円も引かれません。 4000円くらいですし、最終的には引かれた所得税の一部が年末調整で還付されます。 年末調整のとき、1年間に払った年金と国保の保険料申告することを忘れないですることです。 A ベストアンサー アコースティックギターという名称は基本的に、電気的に音を増幅する機構を使用しないで音を出すギターの総称になります。 この中には、フォークギターも含まれますし、フォークギター以外にはクラシックギターやフラメンコギターなどのガットギターなども含んでしまいます。 ですので、アコースティックギターとフォークギターの間に違いがあるかどうかは、ちょっと比較する次元が違ってしまいます。 フォークギターと呼ばれるギターは、金属の弦を張っているアコースティックギターです。 基本的に、金属質の固めの音になることが多いと思います。 取り回しについては、スケール長も長めで、その分音域が広いものが多いでしょう。 ネックの幅もガットギターと比べると少し狭いと思います。 ガットギターは、ナイロンの弦を張ってあるアコースティックギターです。 音はフォークギターと比べるとマイルドな音になることが多いと思います。 取り回しについてですが、スケール長はフォークギターよりも短いことが多いので、その分音域は狭いものが多いでしょう。 ネックはフラットで、弦間隔もネック幅も広めのものが主だと思います。 仮にこの両者を比較しているとしたら、どちらが目的にかなうものなのかを見極めるのが良いでしょう。 音的な特徴や、演奏性、音量などを試奏などで体験してみて、自分のやってみたい音楽で使っているものに近いものを選ぶのが良いと思います。 蛇足ですが、エレキギターの一種で、構造的にアコースティックギターと同じようなボディが中空のものに、コイルのピックアップを載せたものを、フルアコースティック もしくはフルホロウ などということもあります。 こちらもアコースティックという言葉がつきますが、もしこちらのものとフォークギターとを比べているとしたら、音的にも取り回し的にも、まったく性格の異なるものになるでしょう。 また、アコースティックギターとして使えるギターの中には、アンプに対して出力できるような電気的機構を付け加えたエレクトリック・アコースティックギター エレアコ というものもあります。 先の説明を覆してしまうようなものになりますが、このエレアコについてはアコースティックギターの音をアンプで大きくするものと捉えるのが良いと思います。 こちらは、基本的にエレキギターとは異質の音になるでしょう。 いずれにせよ、楽器店に出向いて、それぞれのギターの音を聞き比べ、自分の好みや目的に合うものを選ぶのが良いと思います。 もし試奏することがためらわれるのであれば、店員さんに音出しをお願いすれば、代わりに音を出して聞かせてくれると思いますので、お願いしてみるのも手だと思います。 ただ、その場合でも、音は出さないまでも、抱えてみてボディのサイズを確かめたり、ネックの握り心地を確かめてみるのがよりよいでしょう 参考になれば。 乱文失礼しました。 アコースティックギターという名称は基本的に、電気的に音を増幅する機構を使用しないで音を出すギターの総称になります。 この中には、フォークギターも含まれますし、フォークギター以外にはクラシックギターやフラメンコギターなどのガットギターなども含んでしまいます。 ですので、アコースティックギターとフォークギターの間に違いがあるかどうかは、ちょっと比較する次元が違ってしまいます。 フォークギターと呼ばれるギターは、金属の弦を張っているアコースティックギターです。 基本的に、金属質... A ベストアンサー 昔(昭和30年代まで)はバーというとカウンターにホステスがいて接客をする店(今で言うスナック)だったみたいですね。 そこからホステスの接客やボトルキープもしないでショット(1杯)単位でお酒そのものを気軽に飲めるショットバーが派生したそうです。 お酒の味そのものを楽しむためにお酒の品揃えや氷や水にこだわり、店の雰囲気も静かで落ち着いたものにして人気が出て現在に至ります。 現在はホステスの接客を受けられる店=スナックが一般的ですからバーとショットバーの区分けはあいまいになっていますね。 接客があってもスナックとは一線を画す静かで落ち着いたものです。 お酒とかの頼み方ですが、お酒の知識がないのでしたら臆することなく何でもバーテンに相談すれば良いですよ。 生半可な知識で背伸びしていることは直ぐに見透かされてしまいます。 付け焼刃なウンチクでも語ろうものなら裏で失笑されてしまいます。 好みだけを伝えて見繕ってもらえば良いですね。 私も何度も通っていても自分の知識だけでは飲むお酒が固定されてしまうので時々新しいお酒に挑戦しようと相談します。 ラックにいっぱい並んでいるお酒の名前もほんの数種類しか分かりません。 そこからホステスの接客やボトルキープもしないでショット(1杯)単位でお酒そのものを気軽に飲めるショットバーが派生したそうです。 お酒の味そのものを楽しむためにお酒の品揃えや氷や水にこだわり、店の雰囲気も静かで落ち着いたものにして人気が出て現在に至ります。 現在はホステスの接客を受けられる店=スナックが一般的ですからバーとショットバーの区分けはあいまいになっていま... Q つい最近、法事があり、空調の効いた部屋で数時間過ごしました。 寒気を感じたので、クーラーの効き過ぎと思っていました。 帰り道、激しい寒気に襲われ、震えが止まらず、電車の中でもまともに立っていられないほどでした。 (2~3時間続きました) 家に帰ってからは、寒気と震えは止まり、シャワーを浴びて食事をしてからすぐに床に入りましたが、40度以上の激しい発熱があり苦しみました。 (4~5時間)薬は飲まず、水タオルで冷やしました。 寒気による震えも、高熱も、今まで経験したことがないほど急激で激しいもので、自分がどうにかなってしまうのではないかと思われるほどでした。 かなりたちの悪い熱病なのかとも思いました。 ただ、翌日にはもうほとんど完璧に治っています。 あまりの急激な高熱に、少し筋肉痛があるくらいです。 のどの痛みや内蔵の異常はありません。 高熱は普通、後にひくものですから、たった半日で治るのは全く不思議です。 2年前も同じ症状がありました。 その時も一晩で治ったので、会社は休んでいません。 また、その後何ともないので医者にも行っていません。 これはなんと言う病気なのでしょうか。 また、何が原因なのでしょうか。 つい最近、法事があり、空調の効いた部屋で数時間過ごしました。 寒気を感じたので、クーラーの効き過ぎと思っていました。 帰り道、激しい寒気に襲われ、震えが止まらず、電車の中でもまともに立っていられないほどでした。 (2~3時間続きました) 家に帰ってからは、寒気と震えは止まり、シャワーを浴びて食事をしてからすぐに床に入りましたが、40度以上の激しい発熱があり苦しみました。 (4~5時間)薬は飲まず、水タオルで冷やしました。 寒気による震えも、高熱も、今まで経験したことがないほど急... A ベストアンサー 私も同様のことが年に1、2度くらいあります。 10年来です。 つい先日も夕方からひどい寒気と震え、関節痛で泥のように床に入りました。 夜中じゅう、40度ほど高熱で、汗と不快感でのたうちまわっていたようなおぼろげな記憶でしたが、翌朝にはすっかり治っていました。 自分では疲労が重なってきた頃に、急激な体温調節ができなくなったときにそうなるのかな?と思います… 疲労をためないこと、しっかり睡眠をとり、ちゃんと食事も気をつけること!と自分では用心しています。 一度、全体的な検診など受けてみては? 普段の生活がオーバーワークにならないよう、気をつけてくださいね。 まるっきり回答に繋がる書き込みでなく、スレ汚しで失礼しました。 Q 結婚して7年。 幼稚園生の子どもがいます。 夫は家事育児にとても協力的で、周囲からは優しくていい旦那さんと言われています。 私もそう思いますが、夫との毎日がつらくて仕方ありません。 結婚前から夫は私にあまり関心がありません。 例えば私がうっかりヘアセット用のクリップをつけたままデートに行っても気付かなかったことがありました。 結婚前一緒に彼の部屋で映画を見ていて二人で眠り込んでしまったとき、夜中に自分だけベッドに移って寝ていました。 私に毛布をかけたりとかそういうことはありませんでした。 私から話さなければ、私の近況も聞きたがりません。 私が仕事で嫌なことがあってひどく落ち込んでいても、落ち込んでいることに気付いたことはありません。 私は彼がイライラしていたり落ち込んでいたりするとすぐ気がつきます。 私が一人で泣いていると、気付かないふりをするのが優しさだと思っているのか放っておかれます。 後日「どうしたの?」とか聞かれることもありません。 悩みごとを聞いてもらうと時間を取って親切に聞いてくれます。 でも話の内容に興味はないようです。 コンピューターに話を聞いてもらっているような当たり障りのない相槌しか帰ってこないので「あなたはどう思う?」などと聞くと話の内容を理解していない見当はずれな意見が帰ってきます。 わざと彼が知らないような仕事の用語を使って話をしても「それどういう意味?」とは聞いてきません。 「意味知っていたの?」と聞くと「いや、知らない」と答えます。 知らないと話の意味がわからないと思うけど、といっても、別にいいじゃない、という感じです。 彼は自分の話も聞かれないと話しません。 彼の話題は、ニュースやお天気など当たり障りのないものばかりです。 人生の喜びやつらさを共有し合える夫婦関係が理想でした。 こういう夫婦関係がつらくて、結婚前も後も何度も話し合いました。 喧嘩もたくさんしました。 その都度努力すると約束してくれますが、1週間も立てばその約束も忘れられてしまいます。 結局そのままずるずる7年がたちました。 突拍子もない例えですが、ある日私が外国のスパイにさらわれて別人が私になり済まして生活していたら気付くと思う?と聞くと無理かもしれないと言っていました。 私も彼は気がついてくれないと思います。 ある日突然この世からいなくなっても家族に気がついてもらえない人生を考えると、小さな子どももいるのに死にたくなります。 子どもは私を大好きと言ってくれますが、子どものためにも、子どもを精神的な頼りにして生きたくはありません。 彼から「大好き」と言ってもらいたいんです。 子どもが生まれる前も月に1,2度でしたが、生まれてからはほとんどセックスレス状態です。 私からお願いすると自分もしたいとは言ってくれますが、実行に移してはくれません。 それでこの前も大きな喧嘩をしました。 スキンシップも全くないので髪をなでるとか肩を抱くとかを月に何度かしてほしいとお願いしました。 離婚も考えていることを伝えました。 彼はスキンシップを心がけると約束してくれましたが、、、やっぱり忘れられていました。 彼からどんどん心が離れていく自分がいます。 私を含め他人に対する関心がない以外は理想的な旦那様です。 こんな理由で離婚を考えるのはおかしいのでしょうか? 結婚して7年。 幼稚園生の子どもがいます。 夫は家事育児にとても協力的で、周囲からは優しくていい旦那さんと言われています。 私もそう思いますが、夫との毎日がつらくて仕方ありません。 結婚前から夫は私にあまり関心がありません。 例えば私がうっかりヘアセット用のクリップをつけたままデートに行っても気付かなかったことがありました。 結婚前一緒に彼の部屋で映画を見ていて二人で眠り込んでしまったとき、夜中に自分だけベッドに移って寝ていました。 私に毛布をかけたりとかそういうことはありま... A ベストアンサー 旦那さんは質問者さんに対してだけ、そのような態度なのですか? それとも友人や知人に対しても、同じような感じなのでしょうか? もしそうであれば、性格だと思うのでなかなか直らないと思います。 質問者さんの旦那さんはお子さんに対してはどうですか?いいお父さんですか? 旦那さんが浮気したり、旦那さんに酷い仕打ちをされたりしても「子供の為に」と、 辛いのを我慢して結婚生活を継続してる方も沢山います。 いろいろ思われる事もあるでしょうが、ご自身の事だけでなくお子さんの事も考えて旦那さんと仲良く頑張って下さい。

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「あんじょう」とは?意味や類語!例文や表現の使い

あんじょう 方言

概要 [ ] 古代より近畿地方は中央部の低地帯(・・)を中心に発展した。 平安以降は、近世以降はが最大都市となって文化圏を形成し、言語面でも京阪を中心に比較的まとまった方言圏が形成された。 京阪の方言を合わせて 上方語(上方言葉・上方弁)や 京阪語とも言う。 近畿地方周辺では、とに近畿方言的性格がよく認められ、特に近畿地方との交流が活発なは言語面でも影響が強く、また兵庫県淡路島との対岸同士では方言差がほとんどない(も参照)。 の方言もアクセントなどに近畿方言との関係が見られる(も参照)。 近畿・四国・北陸の方言に共通点が多い背景には、かつては陸路よりも海路による交通の方が容易であり、瀬戸内海や日本海に沿って言葉がよく伝播したためと考えられる。 近畿方言の主な特徴としては、5母音をはっきりと発音すること、、「よおゆうた(良く言った)」のようなウ音便、「はよしい(早くしなさい)」のような連用形による命令、断定「や」、否定「ん」と「へん」の併用、「はる」に代表される敬語体系などが挙げられるが、文法や語彙に関しては近畿地方に留まらず西日本で広く共通しあうものが多い。 ただし、京阪などでは「いる」の使用やサ行イ音便の消失など、東日本と共通する要素もある。 方言区画 [ ] が1968年に発表した区分案。 京都対大阪の違いよりも、大阪対播磨や京都対伊勢の違いを重視している。 近畿地方では地域ごとの方言意識が高く、特に京都と大阪の間には強い対抗意識が存在するが、京阪双方が周辺地域に及ぼす文化的影響力の強さと地理的障害の少なさから、近畿方言は他の方言区画よりは比較的均質である。 近畿方言内での方言区画には様々な案が提唱されているが、自然地理的・文化的条件を考慮しつつ、京阪からの距離を考えて区画されることが多い(的)。 すなわち、京阪とそれを取り巻く近畿中央部(大よそ半径50km圏内 )ほど一般に近畿方言的とされる特徴を多く備え、京阪から離れた周辺部(北近畿・紀伊半島など)ほど他の近畿方言との違いが大きくなる一方で古い言語状態を保っている。 兵庫県但馬()と京都府丹後西部()は、行政上は近畿地方であるが、方言においてはであるなど違いが大きく、に分類される。 また紀伊半島で特に山岳が険しい奈良県奥はとして有名で、近畿方言的な特徴がほとんど現われない。 経済活動やなどの面でに含まれる三重県に関しては、愛知県との県境付近のにアクセントなどの言語境界が走り、奥吉野などよりもずっと京阪方言に近く、近畿方言に含まれる。 近畿地方の主要都市である大阪、神戸、京都の方言をみると、音声上はアクセントが僅かに違う(大阪・神戸の「 行きました」と京都の「 行きました」など)程度で、問題とされやすいのは語法上の違いである。 とりわけ「どす」と「だす」など京阪の違いがよく対比され、近畿中央部の方言を京言葉圏と大阪弁圏に二分する考え方もある(後述)。 しかし、アスペクト(継続と完了の区別の有無)の点では神戸と京阪の間に著しい違いがある。 各方言の詳細は各項目を個別に、周辺の他方言との比較についてはを参照。 下位方言 [ ]• 圏:、、(、)、(を含む)• 圏:、、、、、、• その他:、、 歴史 [ ] 「」も参照 上代から近世までは日本の文化・経済の中心は畿内だったため、上代は奈良盆地、平安時代以降は京都の方言が長らく中央語とされ、も平安時代の貴族の京都方言を基に成立した()。 日本語のなかで古代から連続して文献資料が残る唯一の方言であり、また文芸活動の中心地であったことから、日本語史を語る上で最も重要な方言である。 長らく都が置かれた京都では自らの方言を中央語と自負し、他地方の方言を卑しめる風潮が形成された。 中世末になどから来日したも、の京都方言()を模範とすべき有力な日本語として扱っている(『』など)。 歴史が変わるのは江戸時代後期、政権の安定に伴っての町人文化が成熟し、日本の文化・経済の中心がから江戸へ移行した時代である(も参照)。 江戸では町人文化の発展とともにの地位が向上し、上方・江戸の二つの有力方言が併存・拮抗する日本語史上唯一の事態が生じた。 現代の関西と関東の方言対立意識はこうした歴史背景から形成されたものである。 『』()にも江戸女と上方女の言葉争いの描写がある(以下はその一部)。 「そんなら言はうかへ。 江戸詞のからを笑ひなはるが、百人一首(ひやくにんし)の歌に何とあるヱ。 「ソレソレ。 もう百人一首(ひやくにんし)じゃ。 アレハ首(し)じゃない百人一首(ひやくにんしゆ)じゃはいな。 まだまアしゃくにんしト言はいで頼母しいナ。 「そりゃア、わたしが言損(いひぞこねへ)にもしろさ。 「そこねへ、じゃない。 言損(いひそこない)じゃ。 ゑらふ聞づらいナ。 芝居など見るに、今が最後(せへご)だ、観念(かんねん )何たら言ふたり、大願(でへがん)成就忝(かたじけ)ねへなんのかの言ふて、万歳(まんぜへ)の、才蔵(せへぞう)のと、ぎっぱな 男が言ふてじゃが、ひかり人(て)のないさかい、よう済んである。 「そりゃそりゃ。 上方も悪い悪い。 ひかり人ッサ。 ひかるとは稲妻かへ。 おつだネヱ。 江戸では叱(しか)ると言ふのさ。 アイそんな片言は申ません。 「ぎっぱにひかる。 なるほど。 こりゃ私が誤た。 上方言葉が権威ある言葉とされた江戸中期まで、江戸の上級武士や教養層は上方言葉を真似て話していたとされる。 その後江戸言葉の地位向上に伴って上方風の話し方は廃れたが、一方で上方風の言い回しは「老人の言葉」「権威者の言葉」としてやなどでステレオタイプ化されていった。 これが「わしは知らぬのじゃ」のような老人や古風な権威者(など)のの起源である(も参照)。 江戸時代は、大坂が商都として栄え、京都を凌ぐ上方最大の都市となった時代でもある。 豊かな経済力を背景にの一翼を担うようになり、言語面でも大坂方言が京都方言とともに上方言葉の中核となり、保守的な京都方言と進取的な大坂方言とで意識し合うようになった。 1759年の『』にも以下のような描写がある。 此ごろ京よりきたるうかれ女、なにはのどうとんぼりといへる所のうかれ里にたよりてつとめしに、やゝもすれば京ことばをもつてひとをいやしめ、大きいはいかつい、ぬくいはあたたか、其外やごとなきことばのはし\゛/をおぼへて、そのうたてさかぎりなしとや 明治のによっては(とりわけ)を基に整備され、近畿方言は一地方方言に甘んずることとなった。 反発はあったものの、標準語教育や標準語に対するの高まりなどから、近畿方言も標準語の影響を受けるようになっていった。 1954年にが「第二標準語論 」(「関東系標準語」に対抗して関西系の第二の標準語を作ろうという論)を唱えたこともあるが、実現はしなかった。 現状 [ ] 話者人口の多さや京阪神の文化力・経済力を背景に、近畿方言は依然有力な方言勢力である。 特に大阪弁はを通じて日本全国に広く認知されている。 もっとも、演芸で用いられる大阪弁は全国の視聴者に分かりやすいよう共通語を交えたり、誇張したりする場合があるため、をはじめとする伝統的な大阪弁とは異なる「弁」だと揶揄する声もある。 近畿方言は、単に認知度が高いだけでなく、共通語や各地の方言に影響を及ぼすこともある。 「一緒 」「しんどい」「ぼやく」「 」「むかつく 」「ややこしい」「」など幅広い語彙が共通語に取り入れられたり、「関東はバカ、関西はアホ」だったのが東京でも「アホよりバカの方がきつく聞こえる」者が多数派となったりしている。 認知度の高さや、近世以来の江戸・東京への対抗心などから、近畿地方では自分達の方言への愛着や自負心が強いとされる。 実際、2000年に大阪で行われた意識調査では、東京の言葉に対しては7割が「嫌い」「どちらかと言えば嫌い」、地元の言葉に対しては9割が「好き」「どちらかと言えば好き」と回答している。 しかし他の地方と同じく共通語化・東京方言化は進んでおり、若年層では共通語や東京のが混合した以下のようなスピーチスタイルが主流となっている(1993年にで収録された20歳女性と21歳女性の会話の一部 )。 A:やっぱり髪の毛さあ、このままパーマあてるか、ちょっとショートめに切るか、どうしよっかなあ、迷ってんねんやん。 B:短く切ったら? A:うーん。 そうやんなあ。 結構、雑誌にあんまりいいの載ってないからなあ。 近畿地方には、京都の、大阪の商人言葉(や堂島言葉など)や芸能言葉(・・など)、言葉(京都や大坂など)、の言葉、の林業や関係の言葉、の神楽言葉など、階層・職業別に多様な言葉遣いがあった。 しかし近代以降、特に太平洋戦争後、旧来の階層社会や生活習慣が大きく変質したため、多様性は薄れている。 多様性の衰退は地域間でも起こっており、交通網の発達に伴う大阪を中心とした大都市圏の拡大によって、「 」(関東のいわゆるに相当)とも言うべき方言に均質化しつつある。 例えば、互いに意識し合い、大きな違いを見せていた京言葉と大阪弁も、そのような明確な傾向が見られるのはまでに限られつつある。 演芸文化に支えられ、のバラエティ番組では、出演者やアナウンサーが方言でトークを進めることが珍しくなく、共通語の規範とされやすいも例外ではない。 方言がメディアという公の場で一定の幅を利かせているのは他の地方ではあまり見られないものである。 一方で、メディアの強い影響力から、放送で話される方言は近畿方言均質化の一因にもなっている。 2014年には、が関西弁を公式サポートした。 2019年、が関西弁の公式サポートを表明した。 イメージ [ ] 「」および「」も参照 文学・ドラマ・映画・漫画などのフィクションでは、ステレオタイプな大阪像を念頭に置かれた関西弁が強烈なとしてキャラクターの差別化の記号としてよく利用される。 「役割語」の提唱者であるによると、フィクションにおける大阪弁・関西弁は「快楽・欲望の肯定と追求」(金銭への執着、好色、派手など)という性質を持ったの役どころを表す記号であり、これは江戸時代における理想主義的な江戸文化と現実主義的な上方文化の対比に端を発するという。 このイメージに関連して、高度経済成長期以降、の『』やの「根性もの」の流行から「ど根性」というイメージも定着している。 近代以降、大阪発のや演芸番組がやを通じて日本全国で人気を博したことから、「関西弁=お笑い」のイメージが強く定着した。 このことをが「関西語は、道化的な言い回しに、おとしめられている」と否定的に指摘している。 また太平洋戦争後、近畿地方を舞台とする迫力ある作品(など)の流行や、現実の近畿地方における凶悪事件の多発とその過熱報道などにより、関西弁は「暴力」などの荒々しいイメージと結び付けられるようになった (戦前までは、上方出身者はに比べて気長・柔弱・女々しいなどとされていた )。 フィクションでの関西弁については、以上のようなステレオタイプに加えて、大袈裟な誇張や誤ったアクセント・表現によって不自然な「似非方言」となりやすく、近畿地方出身者にとって違和感や不快感の対象となることがしばしばある。 関西大学の副学長もスポーツ紙などマスメディアにおいて、報道内容に庶民性や現実味を付加するために関西弁が恣意的に使われることがあり 、それは一方で関西弁を「東京的な価値観」からの「逸脱者」を表す安易な役割語となし、「関西の文化と人々を傷つけるもの」であると指摘している。 1980年代以降、従来のステレオタイプな大阪像とは異なるイメージも生まれてきている。 によると、若者を中心に「かろやか」「ファッショナブル」「都会的」「タレント的なおもしろさ」といったプラスイメージで受け入れられるようになったという。 要因として、関西の東京進出が活発化し、全国放送のバラエティ番組において、漫才やコントの作り物のセリフではなく、フリートークとしての関西弁を耳にする機会が増えたことや、大阪出身以外の関西タレントが増えて近畿地方に対する認識が大阪一色でなくなったことなどが考えられるという。 また、東京などの人が以前よりも関西弁を受け入れやすくなった要因として、共通語化で関西弁がマイルドになったこと、東京で活動するタレントの関西弁はさらに共通語化すること、関西弁と共通語をTPOで使い分けるタレントが登場したことなどが挙げられるという。 音声 [ ] 近畿方言の音韻体系は東京方言とほとんど変わらないが、母音を丁寧に長く強く、子音を弱く軽く発音する傾向がある。 母音 [ ] 近畿方言でも母音はア・イ・ウ・エ・オの5種であるが、ウは東京方言よりも唇を丸めて発音される(に近い)。 母音を丁寧に発音することから、がほとんど起こらず、例えば東京方言では「菊」の「き」や「月」の「つ」が無声化するが、近畿方言では全てはっきりと発音する(若い世代の近畿方言話者では「です」「ます」などで無声化の傾向も見られる)。 これらの現象は、話者の母音の長短意識が曖昧であることに起因すると考えられる。 子音 [ ] 大阪市内の質屋看板 子音も東京方言とほぼ同じであるが、全般に東京方言よりも摩擦や破裂が弱い。 「ひ」はが東京方言と異なり、弱い響きで発音される(に近い)。 「じ」と「ず」はがほとんど聞こえず、語頭・語中問わずである(および)。 摩擦や破裂が弱いため、子音の転訛・混同・脱落がしばしば起こる。 都市部から離れた地域の高齢層では、「くゎじ(火事)」のようなクヮ・グヮ、「しぇんしぇ(先生)」「じぇに(銭)」のようなシェ・ジェといった古い発音が残っている。 中世の京都で行われた語中・語尾の鼻濁音の残存として、ダ行鼻濁音が紀伊半島各地や淡路島などにあるほか、ザ行・バ行鼻濁音が三重県志摩で「かんじぇ(風)」「あんぶ(虻)」など特定の語のなかに残っている。 は近畿地方の広い地域で聞かれるが、鼻音性・破裂性ともに弱く、東京ほどガ行鼻濁音が意識されず、として捉えない話者がほとんどである。 促音 子音が弱いため、東京方言と比べて促音の語気はそれほど強くなく、「からっかぜ」「川っぷち」などのような複合語中の促音も少ない。 江戸時代、それを揶揄した「だいこんと付けべきものを付けもせで いらぬごんぼう茶ん袋かな」という戯れ歌を江戸町人に詠まれることもあった。 アクセント [ ] 近畿地方は の一大勢力圏である。 京阪式はと違いが大きく、近畿方言らしさを印象付ける大きな要素となっている。 一口に京阪式と言っても「地下鉄:ち かてつ/ちかて つ」や「東京: とおきょお(大阪)/とおきょ お(京都)」のように個人差・地域差があり、変化も起こっている。 変化が最も進んでいるのは京阪神であり、「京阪式」と言えども、京阪から離れた和歌山県付近や四国地方に近代以前の伝統的なアクセントが残る。 隣接する中国地方と東海地方は東京式であり、違いが明瞭である。 近畿地方でも、中国地方に続く形で但馬・丹後に、孤立した形で奥吉野に東京式の領域があり、京阪式と東京式の接触地域には京阪式のやや変化したアクセント( )がある。 また紀伊半島の・周辺には様々なアクセントが点在している。 そうした地域では、1拍語の長音化が少なかったり、母音の無声化や連母音変化が盛んだったりと、音韻面でも他の近畿方言との共通性が薄い。 これはアクセントと音韻の関連を匂わすものとして注目される。 表現 [ ] 兵庫県西宮市の小売店にて ワ行五段動詞の連用形音便や、形容詞の連用形ではウ音便を用いる。 ウ音便は、語幹末の母音によって、次のように異なる。 語幹末 a - aをoに変えて長音化。 (例)こおた(買った) あこおない(赤くない)• 語幹末 i - iをyuに変えて長音化。 (例)ゆうとる(言っている) たのしゅうない(楽しくない)• 語幹末 u - そのまま長音化。 (例)くうた(食った) うすうて(薄くて)• 語幹末 o - そのまま長音化。 (例)おもおた(思った) おもおなる(重くなる) 歴史的には、これらの母音交替は次のような連母音融合により成立したものである。 動詞 [ ] 東京方言で廃れた活用形が一部残っている。 各地の高齢層に「死ぬる」「いぬる(去る)」のが、紀伊半島に「落つる」「見ゆる」などの・が残っており、滋賀県には「蹴る」のの名残がある。 一方で、「見らん(見ない)」「寝れ(寝ろ)」のような一段活用の五段活用化傾向が各地(特に紀伊半島)にあり、奥吉野などでは「見れる」「来れる」のようないわゆるが東京よりも早くに定着していた。 ウ音便ではないが、「持つ」と「行く」でも「もてきた(持ってきた)」「(行ってしまえ。 やってしまえの意)」のように促音便が脱落することがある。 その他、志摩や奥吉野などに、「およんだ(泳いだ)」のようなガ行撥音便や「のおだ(飲んだ)」「あそおだ(遊んだ)」のようなマ・バ行ウ音便がある。 形容詞 [ ] 形容詞の連用形でもウ音便が起こるが、近畿方言ではしばしば「あこない」「おもなる」のようにウ音便が短音化する。 京阪では語幹末がiのものは「たのしいない」や「たのしない」のように拗音を直音化させた形が優勢となり、本来の形は高齢層の語となっている。 近畿方言では「かとおになる(固くなる)」「よろしゅうに言うといて(宜しく言っておいて)」のように連用形に「に」を添えることがあり、特に大阪や神戸などで盛んである。 また「冬寒く、夏暑い」のような連用中止法はほとんど用いず、「冬さむうて、夏暑い」のようにほぼ必ず「て」が伴う。 形容動詞 [ ] 活用語尾が「や」(周辺部や高齢層では「じゃ」や「だ」とも)であるほかは東京方言とほとんど変わらないが、各地で「まめなや(達者だ)」のような連体形から生じた二次的な終止形がある。 また若い世代(昭和30年代時点)では、「綺麗や」を「きれいかった」「きれい花」のように形容詞化して用いることがある。 存在動詞 [ ] 人や生物の存在を表す際、東日本では「 いる」を、西日本では「 おる」を用いるが、京阪と滋賀県などでは「いる」を中立以上の表現、「おる」をやや粗野で見下げた表現(「おります」「おられる 」の形で用いる場合は除く)として両方を使い分ける。 「いる」に進行形を掛け合わせた「 いてる・ いとる」もあり、「いてる」は特に大阪で多用する。 紀伊半島の一部では古典文法そのままに「先生ないなあ。 あっ、あそこにあら(先生がいないなあ。 あっ、あそこにいるよ)」のように人や生物にも「ある」「ない」を用いる。 「ある」の丁寧語に「御参らす」の転「 おます」があり、大阪を中心に近畿地方の広い地域で用いた。 京都などでは「おはす」の転「 おす」、大阪船場では「ござります」の転「 ごわす・ ごあす」とも。 用法は「ございます」と同じで、「ほんまでおます」のように「で」に付いて丁寧な断定を表したり、「よろしゅおます」のように形容詞連用形に接続したりする。 否定形はそれぞれ「おまへん」「おへん」「ごわへん・おわへん」。 断定 [ ] 「や」は近畿・北陸・岐阜県・四国の一部などに分布する。 常体の断定表現には「 や」を用いる。 室町以降「である」の変形「であ」が「ぢゃ(じゃ)」、江戸後期以降さらに「や」と転じたものである(関東の「だ」も「であ」の転)。 「や」に取って代わられた「 じゃ」も、罵倒など強い口調の際に終止形でのみ用いる(例:何見とんじゃ! 「だ」にはない活用形として、「であって」に近い過去中止形「 やって」がある(例:実家が貧乏やって、若い頃苦労したわ)。 「や」に引かれてか、「やら」の転「や」(例:何や知らんけど、なんやかんや)、終助詞「や」、「やん(か)」()など、近畿方言では「や」を多用する傾向がある。 「や」を用言に後続させる場合は、「の」を介して「 のや」とする(例:行くのや)。 くだけて「 んや」「 ねや」「 にゃ」 などとも。 「や」との接続は、「のや・んや」は「なのや・なんや」(例:ほんまなんや)、「ねや」は「 やねや」(例:ほんまやねや)とする。 「ねや」がさらに転じたものが後述「ねん」である。 「や」と対になる表現(体言の打消し)に「 やない( か)」と「 と違う( か)」がある。 反語的な強調に「 やあるかい」がある。 「と違う(か)」に関しては、終止形・連体形と「ます」に続く連用形で「 ちゃう」「 ちゃいます」と転ずることが多い。 「と」の省略も頻繁に起こる。 近年では若年層を中心に「違うかった」「違うくて」のように「違う」を形容詞的に活用させることがある(本来の形は「ちご(お)た」「ちご(お)て」)。 丁寧な断定表現には「 だす」や「 どす」を用いる。 「でやす」の転「だす」は大阪を中心に播磨から奈良県北部・伊賀付近まで、「でおす」の転「どす」は京都を中心に丹波東部から滋賀県・若狭まで広がる表現で、ともに幕末から明治にかけてやや卑俗な表現として成立。 成立後まもなくに標準語として東京の「です 」が伝播したため、中流以上には浸透しないまま、早いうちから衰退していった。 現在は一部の高齢層と特殊な場面(古典落語、京都の芸妓言葉など)でしか聞かれない。 、形容詞には本来付けない。 待遇表現 [ ] 近畿方言ではからに至るまで、助動詞によるが発達しており、話中の第三者の動作に対して日常的に多用することが特徴的である。 敬語体系は京都を中心に複雑に発達した。 東京方言の敬語の基礎も江戸初期に京言葉の影響を強く受けて形成されたものであり、「お はようございます」「して おりませ ん」などにその名残が見られる。 明治以降は敬語体系の簡略化や共通語化が進むが、 絶対敬語(ウチとソトを区別せず、自分にとって目上の人物には必ず敬語を用いる)的な性格を保ち、共通語では廃れつつある 素材敬語(話中の動作主を高める敬語)がむしろ興隆するなど、共通語とは違う敬語の発達を見せている。 紀伊半島などの周辺部では、近畿中央部のような助動詞による待遇表現が発達しておらず、「敬語がない」と見なされることがあるが(も参照)、そうした地域の方言では助詞によって待遇表現を言い分けている(助詞敬語)。 「 ます」 共通語と同様、敬体には「ます」を用いる。 勧誘「ましょう」は「 まひょ」、否定「ません」は「 まへん」などと転ずることがある。 過去形「ました」は大阪と京都でアクセントが異なり、大阪では「 行きました」、京都では「 行きました」とする。 「ます」や「だす・どす・です」や「おます・おす」など「す」で終わる丁寧語は、後ろに特定の助詞が付くと「す」が促音化・撥音化することがある。 近世大坂などでは「 やす」とも言い(例:わかりやした)、現在も一部の高齢層で用いる。 語頭に「 お」を付けることも多い(例:お行きなはる)。 明治以降は変化形の「やはる」と「はる」が広まり「なはる」は古風な表現となったが、「はる」の命令形は一部の地域を除いてほとんど普及しなかったため、命令表現には依然「なはる」の命令形「 なはれ」や「 なはい」(転じて「 ない」とも)が用いられ続けた。 「ておくれ」と共に用いることが多い(例:行っとくんなはれ・行っとくんなはい)。 上一段・下一段・サ変・カ変では現在でも「 やはる」または「 ゃはる」とすることがある(例:きやはった、きゃはった)。 相手や第三者に対する軽い敬意を表すが、高い敬意を表す「なさる」「なはる」や「やす」が衰退し、共通語の敬語が普及した現在、共通語の敬語に次ぐ高い敬意表現を「はる」がカバーするようになった。 近畿中央部の広い地域で用い、ビジネスや公の場面でもよく聞かれる。 「て」に接続して補助動詞として用いる場合は「 てはる」と「 たはる」の2通りの形があり、後者は京都に多い(例:食べてはる・食べたはる=食べておられる)。 京都などでは第三者の動作を表す際に「はる」を用いる頻度が特に高く(とりわけ女性)、「兄ちゃんが泣かさはった」「可愛らしい犬が歩いてはる」「田舎の人らはのんびりしたはる」「電車がもうすぐ着かはる」のように身内や目下、不特定の人物、無機物の動作などにも敬意をほとんど伴わずに用いることがある(丁寧語的な用法)。 極端な例では、「B29が来はった! 」「猫が魚を盗まはった」のように明らかに自分にとって良からぬ対象に用いることすらある。 「ておくれ」と共に用いることが多い(例:行っとくれやす・行っとくりゃす)。 京都で盛んな表現だが、それ以外の地域でも「ごめんやす(=ごめんなさい・ごめんください)」のように慣用表現で用いることは多かった。 「お行きやしとくれやす」のように「やす」を重ねると極めて高い敬意を表す。 「て」に接続する場合は「て御居やす」の転「 といやす」とする(例:行っといやした)。 京都や大阪では近世に多用。 現在も播磨や丹波などで用いるが、大阪方面から「はる」の流入が進んでおり、昭和30年代時点では神戸市のが「てや」と「はる」の境界だった のが、現在は播磨東部まで「はる」が広まりつつある。 同形の命令・依頼表現とはアクセントで区別し、例えば「行っとってや」は「 行っとってや」だと「行っててよ」、「 行っとってや」だと「行っておいでだ」の意。 過去形「てやった」は地域によって「 たあった・ たった 」や「 ちゃった 」となる。 大阪では主に女性が用いる。 京都では、「やる」の用法を「はる」がカバーしているため、男女とも用いない。 男性のくだけた会話では侮蔑の意をほとんど伴わずに多用することがある。 播磨・神戸・丹波では使われ方が異なる(参照)。 侮蔑語 近畿方言の侮蔑語としては「 くさる」「 さらす」「 けつかる」などがあり、なかでも「けつかる」は非常に強烈な悪態語である。 「くさる」は連用形と「て」に、「さらす」は連用形に、「けつかる」は「て」に付けて用いる。 「けつかる」単体では「ある」「いる」の卑語(ただしほぼ死語)を、「さらす」単体では「する」の卑語を表す。 丁寧な表現 京阪では相手に対してなるべく丁寧に、へりくだって表現しようとする傾向が強い。 そのため、近代の商家で「さようでござりましてござります」のような敬語が多用されたり、「 」や「ぼちぼちでんなあ」のようなが発達したりした。 改まった会話だけでなく日常会話でもその傾向はあり、「どいたれや」「堪忍したって」のような第三者的な命令・依頼表現()はその典型と言える。 共通語では慇懃無礼とされることのある「 させてもらう・ させていただく」も近畿地方から全国に広まった敬語表現という。 の「 さん」(くだけた場面では「 はん 」とも)も日常的に多用し、「おはようさん」「おめでとうさんです」などの慣用表現、「」「」「」のような神仏社寺名などにも盛んに「さん付け」が行われる。 「さん」と「はん」の使い分けは生粋の大阪出身者でも間違えることがあるほど難しく、大阪市出身の放送作家である新野新も『まるごとなにわの芸人はん』(1996年、リバティ書房)という、タイトルを「芸人さん」とすべきところを「芸人はん」としてしまった本を出版している。 もの応用で、「お芋さん」「お豆さん」「おさん」「飴ちゃん」など、生活に身近な物(特に飲食物)にも盛んに敬称を付ける。 アスペクト [ ] 動作や出来事がどこまで進んでいるかの違いを表す述語の形式を、と呼ぶ。 西日本で盛んなのは「とる・とおる」であり、近畿地方でも広く用いるが、京阪と滋賀県などでは東日本方言的な「てる」も併用する。 「いる」「おる」の使い分けと同様、「てる」を中立な表現、「とる・とおる」をやや粗野で見下げた表現とする。 他の西日本方言では、「とる・とおる」は完了後の結果・状態(完了相)、「よる」は進行・継続(進行相)を表す。 近畿地方でも兵庫県(阪神間を除く)や紀伊半島の一部などではこの用法を持ち、待遇表現的に用いる京阪などとは顕著な対立をなす。 播磨・神戸では「とる」「よる」は「 とお」「 よお」と転ずることが多く、播州弁と神戸弁の特徴とされる。 (例)こけよった! (危うく転ぶところだった! 和歌山県や和泉などでは「 ちゃある」。 共通語の「てある」と違って、他動詞・自動詞問わず無生物の動作に関して幅広く用いる(例:家が建ったあった、たかが知れたある)。 また「ある」を「いる」の意で用いる紀伊半島の一部では「てある」を「ている」の意で用いる。 東京の「ちまう」「ちゃう」に当たるが、「できちゃいます! 」のように宣伝文句などで多用することはない。 例えば「ご飯を食べかけた時に電話が鳴った」の場合、東京では「さあ食べようという時」と捉える人が多いのに対し、近畿地方では「2、3口ほど口に含んでいた時」と捉える人が多い。 また「先に行きかけといて」(先に行き始めておいて)のように「かける」を依頼・命令表現でも用いる。 共通語では「とく」「ないでおく」は「前もってその動作を済ませておく」または「その状態で放置しておく」といった意味合いで用いるが、近畿方言ではそうした意味合いを伴わずに用いることもあり、特に「行っとき」「行かんとき」のように軽い命令・禁止表現で多用する。 中世以来の西日本共通の表現であるが、近畿中央部では明治以降「へん」が普及したため、「ん」が用いられる場面は、強く言い切る場合や慣用表現、「んで・んでも」や「んと」のような助詞を伴った用法など、やや限定的なものとなっている。 活用は共通語「ない」ほど発達しておらず、活用形が全て同じ連用形・終止形・連体形と仮定形のみである。 連用形は「 んで」「 んでも」で用いる(例:行かんでもええ)。 活用形の少なさは他の語形によって補われ、例えば形容詞「無い」と接続する場合は「 んこと」(例:行かんことない)、動詞と接続する場合は「 んよう( に)」(例:行かんようになる)で代用する。 ただし若年層では共通語「なく」と「ん」の混合形「 んく」が広まりつつある(例:行かんくてもええ 行かんくない 行かんくなる)。 「いで」は「いでか」の形で反語表現にも用いる(例:やらいでか=やらずにはいられるか)。 「んと」は「行かんとあかん」のように仮定を表すこともあり、アクセントで区別される(「ずに」の場合は「 行かんと」、仮定の場合は「 行かんと」)。 禁止「ないで」に相当する表現には「 んといて」と「 んとって」があり、これは「んと」に「置いて」および「居って」が接続したものである(例:どこへも行かんといて・行かんとって)。 明治以後「へん」は急速に普及し、強調の意が薄れるとともに「ん」を圧倒するまでになった。 五段でのア音接続は京都で、エ音接続は大阪でそれぞれ盛んな語法である。 「へん」自体の活用は「ん」と同じである。 上一段は、連用形のイ音に引かれて「へん」が「 ひん」に転じたり(特に京都。 サ変は「しやへん」の転「 せえへん」や「 しいひん」、カ変の否定は「きやへん」の転「 けえへん」や「 きいひん」などとなる。 カ変に関しては、共通語「来ない」に影響された「 こおへん」が広まりつつある(兵庫県から広まり出したという)。 五段動詞には接続しない。 大阪でも「やな」や「やんと」など特定の形式で用いることがある(例:しやなあかん、)。 「へん」の成立過程で派生してできたとの説があるが、正確な語源は不明である。 しかし大正頃から共通語「なかった」と「ん」「へん」の混合形「 んかった・ へんかった」が登場し、主流となりつつある。 不可能 [ ] 他の西日本方言と同様、近畿方言では能力による不可能と状況による不可能を区別する。 しかし現在では、両者の区別をしない共通語の影響から、近畿方言においても区別が曖昧化し、両者の混合形(例:よう泳げん・よう泳がれへん)が用いられるようになるなどしている。 古語「え・・・ず」と同義で、それから派生したとされる。 不可能表現での「よう」は平板に発音され、通常の「よう」とはアクセントが異なる(例: よう食べん=とても食べられない、 よう食べ ん=よく食べない)。 例えば、京都人が「(都合が悪くて)行けない」の意で「行けへん」と言ったのを、相手の大阪人は「(行きたくないから)行かない」と取り違えることがある。 意志・勧誘・推量 [ ] 滋賀県にて。 意志表現や勧誘表現には「 う」「 よう」を用いる。 サ変では古形の「 しょう 」を保ち(例:どないしょうか)、カ変でも主に補助動詞として用いる場合に古形の「 こう」を用いることがある(例:行ってこう)。 また「う」「よう」に伴う長音は省略されやすい(例:、どないしょ)。 また共通語では「だろう」は男性的な表現とされ、女性は「でしょ(う)」を用いることが多いが、近畿方言の「やろう」に男性的な印象は薄く、女性も多用する。 打ち消し推量も現在は「んやろ」「へんやろ」が主流であるが、かつては「まい」を用いた。 例えば共通語では「行ったら」「行けば・行きゃ」「行くと」「行くなら」「行くのなら」「行くのだったら」などと言い分けるところも、近畿方言話者は「行ったら」と「行くのやったら(行くんやったら)」で済ます傾向がある。 特に「なら」は「ほんなら・ほな」(「それなら」の転)や「さいなら」など慣用表現以外ではほとんど用いない。 授受 [ ] 近畿方言では「Aが・・・してくれる」よりも「Aに・・・してもらう」の形式を好む傾向がある。 「・・・てもらいたい」という表現は「 てほしい」と言い、昭和以降全国にも広まった。 「てほしい」の対義語として「 て要らん」がある。 「てやる」は「 たる」や「 ちゃる」(紀伊・和泉など)と縮めることが多い。 「欲しけりゃくれてやる」のような自分から相手への動作に対して「くれる」は用いない。 「邪魔やさかい退いたれや(=邪魔だから退いてくれよ)」「堪忍したって(=勘弁して)」のように「てやる」を用いた第三者的で婉曲な命令・依頼表現がある。 また「てやる」の強い言い方に「 てこます」があり、「行てこましたろか(=やっつけてやろうか)」のような喧嘩言葉や、「何もええこと無いし、もう寝てこまそ」のように自分の動作に諧謔性を込めるのに用いる。 使役 [ ] 使役には「 す」「 さす」を多用するが、活用は「食べささん(=食べさせぬ)」「行かした(=行かせた)」のように五段化して用いることがある。 助詞 [ ] くだけた文での格助詞の省略が東京よりも盛んで、共通語では非文となる「私の名前は田中言います」のような「と」「(っ)て」の省略も行われる(「と抜け」と呼ばれる)。 「と」「(っ)て」の省略が起こるのは「言う」と「思う」の前に限られ、とりわけ「言う」の前での省略頻度が高い。 「と言う」「と思う」を「ちゅう」「ともう」と縮約することもある (例:なんちゅうこっちゃ、これで大丈夫やともてたのに)。 近畿方言を特徴づける助詞には「 なあ」がある。 現在ではいくぶん改まった表現として共通語「ねえ」も併用するようになったが、依然として間投助詞や終助詞、呼びかけの感動詞として男女問わず多用する。 英国の翻訳会社Today Translationsの調査によると、近畿方言の「Naa(=なあ)」は世界で最も翻訳が難しい言葉第3位であるという。 似た表現に中世・近世で多用された「 のお」があるが、現代の京阪神では「のお」は粗野で男性的な表現とされる。 「なあ」と「のお」はともに平安初期の京都で用いられた「なう」から分かれたもので、そのうち「なあ」は室町時代に発生したとされる。 「なあ」のほかに近畿方言で特徴的な終助詞には次のようなものがある。 ねん 「ねや」の転で、「 ね」とも。 撥音で終わることから「ねや」より語感は柔らかいが、相手への自己主張の意は強くなっている。 「や」との接続は「ねや」と同じ(例:ほんまやねん)だが、一部の若年層では「や」を介さず直接体言に付ける例がある(例:好きねん)。 「や」からの派生意識が薄れたため「 やねんや」や「 やねんやん( か)」(若年層)のような表現も可能(例:ほんまやねんやろ。 共通語に直訳すると「本当なのだだろ」)。 過去形は「たのや・たねや」の転「 てん」であるが、和泉など一部では過去形に「ねん」を直接付けて「 たねん」とする。 わ 東京の女性語と同形だが、近畿方言の「わ」は下降調で男女とも多用する。 促音化すると「 っさ」となる(例:行きまっさ)。 「わ」の強調表現には「 わい」があり、現在は男性的な表現とされる。 「な」と合わせた「わな」「わいな」もよく用いる。 主張 主張・問いかけ・たしなめなどを表す助詞には、「 で」を多用する。 「ぜ」の転であるが、東京の「ぜ」に対して、「行こうぜ」のような勧誘用法はあまり一般的でない、「よ」程度の軽い意味合いで女性も多用する、などの違いがある。 「で」よりも相手への訴えかけが強い表現に「 がな」があり、単に相手を咎めるだけでなく、優しく慰める時にも用いる。 京都の女性層などでは「 え」も用い、促音化すると「 っせ」となる(例:行きまっせ)。 いな・いや 近世に多用された表現で、様々な文末に付けて強調・感動などを表す。 「いな」と「いや」では「いや」の方が意味合いが強い。 現在では連用形命令表現の強調()や「かいな・かいや」「わいな・わいや」「どいな・どいや」、「何? 」の強調形「何いな? 」などに残る。 「どいや」は「兵庫神戸のなんどいや」として神戸弁の特徴とされた。 の 助詞の「の」に疑問の終助詞を続ける場合や準体助詞として用いる場合に「 ん」や「 のん」とすることがある(例:遊びに行くんか? 遊びに行くのんか? そんなんおかしいわ その服は私のんや)。 疑問の終助詞を省略して「の」およびその変形をそのまま疑問の終助詞として用いるのも男女問わず盛んである(例:遊びに行くん? 遊びに行くのん? 「のん」は主に大阪で用い、女性層では軽い主張にも用いる(例:今度私東京行くのん)。 断定「や」との接続は「の・のん」は「やの・やのん」、「ん」は「なん」とする(例:ほんまやの? ほんまやのん? ほんまなん? 疑問・反語 共通語と同様、「 か」と「 かい」を用いる。 ただし、「そうなのかい? 」「これも食べるかい? 」のような軽い問いかけの用法は近畿方言の「かい」にはない。 「かい」に含みを持たせる場合は「 かいな」「 かいや」とする。 「か」の代わりに「かえ」または「かい」の転「 け」を用いることもある。 「け」は京阪神では男性が粗野な会話で用いることが多いが、「か」と同等あるいはより親しみのある語として多用する地域もあり、特に河内弁の特徴として知られる。 地域によっては「 こ」とも。 なお「何だっけ? 」のような「け」は古語「けり」から転じたものであり、ここでの「け」とは無関係である。 やんか・ やん 反語的な断定や主張を表す。 地域・個人によっては「け」を用いた「 やんけ」や、強めた言い方「 やんかいな」「 やんかいさ」なども。 「やん」は「やんか」の省略で、戦後に若い女性層を中心に広まった。 関東の新方言「じゃん」とは、敬体に接続が可能なこと(例:ほんまですやん)や「だろ? 」に近い用法(例:まさか・・・嘘やん?! 「 やんな」では「だよな・だよね」を表す(例:ほんまやんな)。 また「ねん・てん」に「やんか」を接続させる場合、「 ねんか・ てんか」と省略することがある(例:ほんまやねんか、行ってきてんか)。 近畿方言特有の助詞として、「かとて」「かてて」から転じた「 かて・ かって」がある。 として活用語(主に過去「た」や否定「ん」)の連体形に接続して逆接条件を表す(例:何したかてあかん)ほか、として体言や格助詞に接続して共通語「でも」「さえ」の意を表す(例:私かてできる 大阪にかてある)。 文頭で用いる場合は「 そやかて・ そうかて」とする。 原因・理由を表す接続助詞として、近畿地方で広く用いる表現に「 さかい」がある。 中世末の成立とされ、語源については名詞「境」の転用とする説や古語「け」に由来するとの説などがある。 「 さかいに」「 さかいで」「 さけ」などとも。 「大阪さかいに江戸べらぼう」の諺があるほどに近畿方言を代表する表現だったが、現在の京阪では共通語「から」が圧倒的に優勢になっている。 「さかい」のほか、大阪などの「 よって・ よってに」、京都の「 し」(例:これ旨いし食べてみ)、三重県・滋賀県などの「 で」(例:雨やで待とか)などもある。 命令・禁止 [ ] 近畿方言では複数の命令・禁止表現が発達し、強い表現と穏やかな表現を場面に応じて使い分ける。 女性は通常命令形表現ではなく後述の連用形表現を用いることが多く、前田勇は「若しも大阪女にして『上れ』だの『飲め』『待て』だの云つたとするならば、それは男か鬼のやうな女であらう。 」とまで述べている。 「しろ」「食べろ」など「ろ」で終わる命令形は、共通語として以外には、近畿方言では本来用いない。 命令形(「・・・ろ」を含む)の後ろに付ける終助詞は共通語と同様「 よ」と「 や」が一般的。 連用形表現 (例)行き 穏やかな命令表現。 後ろには「 な」「 や」を付けることが多いが、若年層を中心に「 よ」を付けることもある。 1音節語ではほぼ必ず、1音節語以外でも穏やかに念を押す場合に、長音化(ただし下一段は「え」ではなく「い」とすることが多い)が起こる(例:しい、きい、行きい、食べえ・食べい)。 一段動詞では連用形表現と命令形表現は同形になるが、アクセントによる区別があり、例えば「見てみい」「食べえ」は「 見てみい」「食 べえ」だと命令形表現、「 見てみい」「食べ え」だと連用形表現を表す。 また一段動詞では「い」をより伸ばして念を強めることがある(例:食べいいな・いや)。 京都などでは「お行き」「お見」のように「お」を付けて丁寧語化させたり、「よし」を付けて女性的な命令表現とすることがある(例:行きよし、食べよし)。 「かい」を用いるものはとりわけ強い命令を表す(例:行かんかい! 「て」を用いた表現 「て」も共通語と同様に多用する。 後ろには「 な」「 や」を付けることが多い(例:行ってな・行ってや)。 「 てえ」と伸ばすとやや甘えた表現になる(例:行ってえなあ・やあ)。 また「な」を強める場合「なよ」に加えて「 なや」とする(例:行くなや)。 「な」前は長音化することがある(例:しいなや)。 「な」のほかに「 なや」「 ないな」なども用いる(例:行きなや 行きないな)。 命令表現と同形になることがあるが、アクセントによる区別があり、例えば「行きな」は「 行きな」だと命令、「 行きな」だと禁止を表す。 「て」を用いた表現 (例)行ってな 命令表現だけでなく禁止表現でも「て」を用いた表現がある。 用法は連用形禁止表現に類し、「 てな」「 てなや」「 てないな」などの形で用いる。 命令表現と同形になることがあるが、アクセントによる区別があり、例えば「行ってな」は「 行ってな」だと命令、「 行ってな」だと禁止を表す。 その他 [ ]• 性差 共通語同様、近畿方言の多くでも性差による表現の違いが存在する。 とりわけ近代の大阪では「嫌や しい(=嫌だわあ)」「買う とうわ(=買ってちょうだいよ)」「見てみい で(=見てみなさいよ)」のような独特のが発達した。 近畿方言の性差の特徴は女性語が男性層にも広まるケースが多いことであり、近畿方言の基本的な表現である断定「や」、打ち消し「へん」、尊敬語「なはる」、終助詞「で」なども女性層から広まったとされる。 大阪などでは「ちゃうちゃうちゃう」「そやそやそや」など、テンポよく言葉を重ねることが共通語よりも盛んである。 京都には「あっつい暑いなあ」や「きつきつ詰める」のような形容詞を重ねる表現もある。 詠嘆表現 近畿方言では「あつーい! 」「あちい! 」のような表現ではなく、「あっつう」「ああしんど」のような を多用する。 「たい」にも当てはめることができる(例:海外行きたあ)。 指示語の多くは共通語と同じであるが、「あそこ」が「 あこ」または「 あっこ」に転ずることがある。 (例)調子どないや? さらに「 せや・ しや」「 でや」などと転ずることもある。 よく知られた京阪のには、少女や若い女性が用いる「 うち」(複数形「うちら」は男性も使用)、「わたい・あたい」の転「 わて・ あて」(元は女性語で、のち男性も使用)、「わし」の転で男性が用いる「 わい」(二人称でも使用)がある。 「わて・あて」と「わい」はステレオタイプな関西人の一人称とされてきたが、現在ではほぼ年配者に限られる表現である。 京阪ではには東京などと同様「あんた」「おまえ」を多用する。 「」は共通語として以外はほとんど用いず、丁寧な二人称には「 おたく( さん)」や「 あんたはん・ あんさん」、「 おまはん」(「御前様」の転。 同輩以下に対して)などを用いる。 「 自分」や「 われ」「 おのれ・ おんどれ」など一人称を二人称で用いる例があるが、東京の「てめえ」などと同様の現象である。 語彙 [ ] ここでは近畿地方で広く用いる語彙を取り上げる。 なお、近畿方言の語彙はかつて中央語として周辺地域に伝播することが多かったため、以下で取り上げる語彙も含めて、近畿地方以外にも分布するものが少なくない。 例えば「おおきに」は近畿地方に限らず、西日本各地や東北地方の一部でも用いる地域がある。 「関東煮」「レーコー」など飲食関係の語彙についてはも参照。 あかん【明かん】 - 駄目だ。 いけない。 「埒があかぬ」の略。 「 あかへん」「 あけへん」とも。 あかんたれ【明かん垂れ】 - 駄目な奴。 小心者。 あじない・ あんない【味無い】 - 美味しくない。 味が薄い。 京都などの言い方。 あて - 酒の肴。 お通しのことは「 突き出し」と言う。 またまったく別の意味だが、「私(わたし)」のこと。 ・ あほ【阿呆・阿房】 - 愚かなこと。 関東の「馬鹿」に対する。 強めて言う場合「 あっぽ( う)」などとも(主に子供)。 あほほど【阿呆程】 - (馬鹿みたいに)数量が甚だしい様子。 あほんだら【阿呆陀羅】 - 大馬鹿野郎。 あんじょう - 上手に。 上手く。 「味良く」の転。 (例)あんじょう頼んまっさ。 いかのぼり・ いか -。 共通語「たこ」がに由来するのと同様、姿がに似ることに由来。 いがむ - かたむく、(向きが)ずれる。 「ゆがむ」の転。 (例)柱がちょっといがんでへんか? いきる【熱る・熅る】 - 熱くなる(原義)。 転じて、息を荒らげて怒る。 元気づく。 調子に乗る。 「息」を動詞化したものか。 「調子に乗る」の用法は特に京都などで盛ん。 いけず - 意地悪。 近世には「 いかず」とも。 元は「一筋縄では行かぬ」ことから、強情者・頑固者・ならず者などを指した。 いこる【熾る】 - 「おこる(熾る)」の転。 炭火が安定して燃えている様子。 (例)炭がええ感じにいこっとるな。 いちば【】 - 日常的に近所の住民が買い物をする小規模な商店街。 いちびる - 調子に乗る。 ふざける。 名詞形「 」でお調子者の意。 いと - 娘。 「いとけない(=幼い)」あるいは「いとしげない(=愛しい)」の略か。 「ぼん」の対義語。 (例)いとはん(=お嬢ちゃん)• いぬ【去ぬ・往ぬ】 - 帰る。 古語「いぬ」の残存。 (例)とっとといね! いや - 「い」に抑揚を付けて、女性が多用する感動詞。 「おやまあ」などに相当。 いらう【弄う】 - いじる。 「 いろう」とも。 (例)かさぶたいろうたらあかん。 いらち【苛ち】 - 短気者。 せっかち。 「 いらつ」(苛立つ、焦る)の名詞形。 大阪人気質を端的に表す言葉とされる。 いわす - やり込める。 やっつける。 「グウの音を言わす」ことから。 転じて、せしめる。 (体を)壊す。 (例)肩をいわした。 ええ - 「よい」の転。 終止形・連体形のみで用い、通常「えかった」「えければ」のような活用はしない。 関東の「いい」は「ええ」がさらに転じたもの。 なお「かわええ」という表現は京阪方言としては誤り(「可愛い」は「かわ良い」ではなく「かわゆい」の転であるため)。 (例)。 ええし - 「良い衆」の転。 金持ちの家。 えげつない - 露骨な。 強烈な。 卑劣な。 あくどい。 元は「 いげちない」「 いげつない」と言った。 えずく - 吐き気を催す。 吐き気が込み上げた時の声(オエッ)と「衝く」が組み合わさったものという。 えらい【偉い・豪い・苛い】 - 立派な・大変な・大変に・とても・とんでもないの意で多用するほか、一部で「くたびれる」の意でも用いる。 大変に・とてもの意で用いる際、本来の連用形「えろう」よりも「えらい」が多用される(「えらいこと」の略)。 語源は「いらし(苛し)」。 享保年間に大阪雑喉場の魚市場で若者たちによって生み出されたという説もある。 (例)えらい(=とても)遠いとこまで行ってえらなった(=くたびれた)わ。 えろう・えらいすんまへん。 えらいさん【偉い様】 - ある集団の中で一定の地位、指導的立場にある人。 (例)町内会のえらいさん。 えんりょのかたまり【遠慮の塊】 - おかずの最後の余り物。 互いに遠慮し合ってなかなか箸が付かないことから。 おいえ - 室内。 台所を指すことも。 「御上」または「御家」の転という。 「 おいえさん」で(町家の)奥さんの意。 (例)おいえへ上がっとくれやす。 おいでやす【御出でやす】 - 歓迎の意を表す挨拶言葉。 より丁寧で幾分改まった表現に「 お越しやす」がある。 京都市にて• おかん、 おとん - 「」「」のくだけた言い方。 おことおお・ おことう( さん)【御事多(さん)】 - 大晦日などの仕事納めの挨拶言葉。 相手の年末の多忙に対するねぎらいと敬いを表す。 おしピン【押しピン】 -。 おため【御賜め】 - 結婚式の祝儀を渡してくれた人に対してその場で渡す1割のお返し。 関西全域にみられるが、発祥は京都。 おちょくる - からかう。 小馬鹿にする。 おとつい - 一昨日。 おっさん - おじさん(中年男性に対する呼び掛け)、和尚さん。 平板に読めば前者の、「さん」を下げて読めば後者の意味になる。 おはようおかえり( やす)【御早う御帰り(やす)】 - 出立を見送る挨拶言葉。 「早く帰って来てください」の意であり、「さっさと帰ってください」ではない。 おぼこい - 幼い。 子供っぽい。 あどけない。 うぶな。 「産子」の転「おぼこ」の形容詞形。 おもろい - 面白い。 否定形「おもろ(う)ない」はくだけて「 おもんない」とも。 元は男性語。 おやかましさん・ おやかまっさん【御喧しさん】 - 辞去する際の挨拶言葉。 厳密には在学年数を指し、留年などで在学年数と在籍学年が異なる場合は「4年次6回生」(入学して6年目の大学4年生)などとする。 元はの用語だが、近畿地方一円のとなっている。 (例)「何回生ですか? 」「2回です」「あ、同回やん」• かしわ【黄鶏】 -。 がしんたれ【餓死垂れ】 - 意気地無し。 甲斐性無し。 能無し。 カッター( シャツ) -。 狭義では学生用シャツを指す。 も参照。 かなわん【適わん・敵わん】 - 嫌だ。 やり切れない。 堪らない。 「 かなん」と略して言うことが多い。 かまへん・ かめへん【構へん】 - 構わない。 「かまわへん」の略。 がめつい - 大阪弁と認識されがちな語彙だが、実際はが1959年に発表した『』で広めた造語である。 詳細はを参照。 かわや【厠】 - トイレ、便所。 高野山の「こうや」と音が似ていること、もとは川の上に板を架けて「川屋」を作り、両便をそのまま水に流したことに由来する。 実際に高野山の寺では川に大小便を垂れ流していた。 かんこくさい【紙子臭い】 - 焦げ臭い。 きな臭い。 かんてき -。 転じて、癇癪。 (例)かんてき者(=癇癪持ち)• きがわるい【気が悪い】 - 感じが悪い。 嫌な感じ。 きしょい - 気色が悪い。 「きもい」より強い不快感、拒絶を表わす言葉。 ぎょうさん【仰山】 - 数量や程度が甚だしいこと。 「 ようさん」とも(「ようけ」との混合か)。 くらいぬけ 【食らい抜け】 - 大食漢。 または、食べてすぐトイレに行く人。 60㎏俵に米を詰める時に使う直径50cmほどの漏斗の名称「食らい抜け」から。 けったい - 奇妙。 不思議。 おかしい。 「卦体」または「希代」の転という。 けったくそがわるい【けった糞が悪い】 - 癪に障る。 忌々しい。 気味が悪い。 「けった糞」は「けったい」の派生語。 ごあさって【五明後日】 - 「今日」から数えて五日目、つまり「しあさって」の翌日。 東京では「やのあさって」。 ちなみに「 しあさって」で「あさっての翌日」を指すのは近畿地方から東京に伝わった用法である• こうこ - 香の物。 「おこうこ」とも。 こうと【公道】 - 質素で地味だが上品さを兼ね備えている様子。 (例)こうとなお部屋どすなあ。 こける【転ける】 - 転ぶ。 倒れる。 他動詞形は「 こかす」。 こそばい・ こしょばい - くすぐったい。 かゆい。 「 こそばゆい」の略。 動詞形「 こそぼる」でくすぐるの意。 ごつい - でかい。 いかつい。 ひどい。 1970年代以降の大阪などでは主に「 ごっつ」の形で強調の副詞としても用いる。 (例)ごっつやばい。 こてこて - 必要以上に濃厚に塗りつける様子。 関西弁関連の辞書によっては掲載されていない。 因みに大阪の料理は「こてこて」のイメージがあるが、実際は薄口醤油と昆布出汁を基調とした薄味である。 ごんた【権太】 - 腕白小僧。 やんちゃ坊主。 強めた言い方は「 ごんたくれ」。 人形浄瑠璃『』の登場人物名から。 さいぜん【最前】 - ついさっき。 今しがた。 (例)さいぜん言うたばっかりやのに。 さし【差し】 - 物差し。 (例)そこのさし取って。 さぶいぼ【寒疣】 -。 ぞっとした時のものは「 ぞぞ毛」とも。 (例)あー、さぶいぼが出た。 さら - 新しいこと・もの。 共通語でも「更地」「まっさら」などの表現で用いる。 (例)さらの皿。 さらぴん - 「さら」を強めた言い方。 「ぴん」の語源としては、「品」説とのpinta説(「ピンからキリまで」の「ピン」と同じ)がある。 しい - 「する」の連用形名詞化。 ・・・しがちな人。 ・・・してばかりの人。 「してんねん」または「しとんねん」(〜してるんですか!の意味。 上司などが使うことが多く、「何してんねん」・「何しとんねん」などの組み合わせで使われる場合がある。 しばく - 叩く。 引っぱたく。 頃には「茶ぁしばけへん? 」「しばけへん? 」「しばけへん? 」のように、「・・・へ飲食や遊びに行く」の意で用いるのが流行した。 しゃあない・ しやない - しょうがない。 仕方がない。 じゃまくさい【邪魔臭い】 - 面倒臭い。 (例)邪魔臭い仕事やなあ。 じゅんさい【蓴菜】 - 捉えどころが無い。 転じて、どっちつかず。 でたらめ。 いい加減。 はぬめりがあって箸で掴みにくいことから。 (例)じゅんさいなこと(=いい加減なこと)すな。 しょうもない・ しょうむない【仕様も無い】 - つまらない。 面白くない。 くだらない。 しるい・ しゅるい【汁い】 - 水気が多く、湿っている様。 「 じるい」や「 じゅるい」とも(「じゅくじゅく」などからの類推か)。 5年『世間仲人気質』に、京都で「しるい」と言うのを大和・河内では「じるい」と言い、そのことを京都人はおかしがるとの記述がある。 (例)雨で道がじゅるいなあ。 しんきくさい【辛気・心気臭い】 - じれったい。 苛立たしい。 まどろっこしい。 しんどい - 疲れる。 苦しい。 「辛労」あるいは「心労」の転「しんど」の形容詞化という。 (例)家計がしんどいわ。 すい・ すいい【酸い・酸いい】 - すっぱい。 共通語でも「酸いも甘いも噛み分ける」の慣用句で用いる。 すかたん - まぬけ。 とんちんかん。 見当違い。 なお「 まぬけ」も近畿地方から広まった表現である。 すこい - ずるい。 「こすい」の。 ずっこい - ずるい。 「すこい」と「ずるい」の混合か。 (例)あんたばっかしずっこいわあ。 ずつない・ じゅつない【術無い】 - なす術がなくて辛い。 苦しい。 古語「ずちなし」の転。 (例)ようけ食べてずつない(=腹が苦しい)わ。 気ずつない(=きまりが悪い)なあ。 せいだい - 精々。 大いに。 うんと。 「 せいざい」などとも。 「精(を)出して」の転という。 (例)せいだい気張りや。 せたらう・ せったらう【背たらう】 - 背負う。 「 せたろう」とも。 せんど【千度】 - 何度も。 たびたび。 転じて、大層。 ひどく。 (例)せんど言わすな! たく【炊く】 - 煮る。 炊飯以外にも多用。 (例)夕飯は大根の炊いたん(=煮物)やで。 だぼ - 馬鹿。 「あほ」よりも強い言い方。 播磨・神戸で用いる。 だんない - 「大事ない」の省略語。 差し支えない。 構わない。 ちゃいする - 幼児語で、捨てる。 (例)そんなばばい(=ばっちい)もんちゃいし。 ちょお - ちょっと。 当然ながら「超」とは無関係。 (例)ちょお待ってえな。 ちょ(う)ける【嘲ける】 - ふざける。 おどける。 「 ちょかる」とも。 名詞形「 ちょけ」でふざけたことをする・言う人の意。 (例)ちょけてる場合と違うで! つぶれる【潰れる】 - 「駄目になる」「平らに変形して壊れる」だけでなく、外見上の変形を伴わない破損・故障にも用いる。 (例)テレビが潰れおった。 てれこ - 逆さま。 あべこべ。 用語「手入れこ」から。 でん - 鬼ごっこなどで鬼が他の子にタッチすること。 「でんをつく」とも言う。 鬼ごっこ以外でも、単にタッチを指す語や、鬼がタッチしてすぐ逃げる様から、短時間滞在してすぐに帰ることの比喩としても用いる。 (例)山田さん、家にでんついて帰ってきただけや。 てんご(う) - いたずら。 悪ふざけ。 でんぼ【出ん坊】 - 打撲による腫れ物。 出来物。 吹き出物。 ど - 名詞・形容詞・形容動詞の語頭に付けて罵り・呆れなどを添える。 転じて、単なる強調。 (例)どあほ どぎつい ど根性 どたま(=ど頭) ど派手 ど真ん中• どつく・どづく【ど突く】 - 叩く。 どつぼにはまる【ど壺に嵌る】 - 最悪の状態になる。 やることなすこと全て悪い方向に向かう。 「どつぼ」は肥溜めの意。 元は芸人の楽屋言葉。 どもならん・どんならん - 「どうにもならぬ」の転。 どうしようもない。 お終いだ。 どんくさい【鈍臭い】 - 鈍い。 手際が悪い。 どんつき【どん突き】 - 突き当たり。 (例)あっこにどん突き見えるやろ、そこを右曲がるのが近道や。 ないない【無い無い】 - 幼児語で、片付ける。 (例)おもちゃないないしょうな。 なおす【直す】 - 片付ける。 元の場所に戻す。 (例)これ棚になおしといて。 なんきん【南京】 -。 京都では「 かぼちゃ」や「 おかぼ」。 なんば【南蛮】 -。 「南蛮キビ」の後略。 なんぼ【何ぼ】 - 幾ら。 どれほど。 「何程」の転。 (例)なんぼのもんじゃい! (=どれほどのもんだい)• におう・におぐ【臭う・臭ぐ】 - 自動詞としてだけでなく、他動詞としても用いる。 すなわち、においの発生源が「臭う」だけでなく、自発的ににおいを嗅ぐ動作にも用いる。 「におぐ」は「におい」と「嗅ぐ」が混合したもの。 (例)ドリアン、臭いでみ。 ねき【根際】 - 側。 - 丈の長い。 はばかりさん【憚りさん】 - 労をねぎらう挨拶言葉。 はらがおおきい【腹が大きい】 - 満腹である状態。 近畿地方出身の女性が「おなかが大きなってしもた」と言っても、その多くは「妊娠してしまった」ではなく単に「満腹になった」の意である。 ばり - とても。 かなり。 山陽地方由来の言葉で、1980年代に神戸・播磨を中心に流行した。 はんなり - 上品で華やかな、明るい様子。 (例)はんなりした(着物の)柄やなあ。 びびんちょ - 汚らしい者を仲間外れにする時の囃し言葉。 えんがちょ。 「 べべんちょ」などとも。 ひらう【拾う】 - 連用形ウ音便「ひろおた・ひろおて」からの類推で生じた語形。 期以降「ひろう」よりも優勢となった。 (例)落ち葉をひらいに行った。 フレッシュ - コーヒーや紅茶に用いるクリームやミルク。 べべた - びり。 最下位。 ほかす【放下す】 - 放り捨てる。 (例)この書類ほかしといて。 ほげた【頬桁】 - 文句。 (目上に対する)反論。 物言い。 原義は「頬骨」。 (例)ほげたを吐く(=文句を言う)。 ほたえる - 騒ぐ。 ふざける。 じゃれる。 ぽち - 祝儀。 チップ。 「ぽち」を入れる袋が「 」である。 ほっこり - (一仕事を終えて)疲れた様子。 近年、のんびりするなどの意で用いる者が増えている。 (例)せんど歩いてほっこりしたし(=くたびれたし)、お茶でも一服しょうか。 ぼちぼち - そろそろ、まあまあ。 雨の滴の「ぽつりぽつり」からきた言葉だという。 例えば「ぼちぼち行こか」と言った場合「ぼ」にアクセントをつければ「そろそろ行こうか」という意味になり、それに対して「ち」にアクセントをつければ「ゆっくり行こうか」になる。 大阪以外ではあまり使われない。 ぼん - 坊や。 特に、良家の坊ちゃん。 「坊」の転。 「 ぼんぼん」「 ぼんち」などとも。 (例)ぼんぼん育ち。 ぼんさんがへをこいた【坊さんが屁を放いた】 -。 「 においだら臭かった」と続ける。 ほんま【本真】 - 本当。 「本間」ではない。 (例)ほんまもん(=本物)の味。 まいど【毎度】 - 大阪の商業社会で広く用いる挨拶言葉。 (例)まいどおおきに! マクド - の略。 も参照。 - まろやかでこくのある味わい。 1990年代以降、のんびり・ゆったりした様子という意味で用いる者が増えている。 まんまんちゃん - 幼児語で、仏様。 地域によっては神や月なども指す。 「南無阿弥陀仏様」の転。 お辞儀を表す「 あん」を後ろに付けると、仏への祈りの動作を表す。 (例)お仏壇にまんまんちゃんあんしいや。 みずくさい【水臭い】 - 水っぽい。 塩気が足りない。 転じて、よそよそしい(共通語に取り入れられた用法)。 (例)この味噌汁、ちょっと水臭いなあ。 みずや【水屋】 - 食器棚。 全体を指すことも。 めっちゃ - とても。 「めちゃくちゃ」の略で、1970-80年代以降、大阪から近畿地方一円に急速に広まった。 「 めっさ」などとも。 同様の語に「むちゃくちゃ」の略「 むっちゃ」などがある。 めばちこ【目ばちこ】 -。 ものもらい。 京都などでは「 めいぼ・ めぼ」(目疣)。 めんちきる【めんち切る】 - ガンをつける。 睨みつける。 モータープール -。 パーキング。 用語をハイカラ好きの大阪人が真似たのが始まり。 ただし、英語での本義は軍の配車場やそこに待機する車群であるため、一般の駐車場や車両に使用するのは本来間違い。 (金沢・静岡など)以西で広く用いる。 大阪市にて• もむない・ もみない - 美味しくない。 まずい。 「旨うもない」あるいは「旨みがない」の転という。 また「毛瀰」という名のガマガエルの煮物が語源であるとの説もある(を参照)。 大阪などの言い方。 やつす【俏す・窶す】 - おめかしする。 名詞形「 やつし」でめかし屋の意。 もとは歌舞伎界の隠語で、江戸時代に町人層で流行語として広まったもの。 (例)そないやつしてどこ行きなはるの? ややこしい - 煩雑だ。 厄介だ。 面倒だ。 紛らわしい。 怪しい。 「赤ん坊」を意味する「 ややこ」の形容詞化。 赤ん坊の世話は面倒で大変だということから。 「 ややこい」などとも。 (例)今日の天気はややこしい(=微妙だ)な。 やんぺ・ やんぴ - 物事をやめる時の掛け声。 主に子供が用いる。 「止め」の転か。 (例)もうやーんぺ。 ようけ・ よけ - 数量が甚だしいこと。 たくさん。 「余計」の転。 よす【寄す】 - 仲間に入れる。 主に遊びに参加する時に用いられる。 (例)寄して(参加させて)• よばれる【呼ばれる】 - 御馳走に呼ばれるの意で多用する。 転じて、単に「食う」の丁寧語として用いることもある。 (例)たんとよばれや(=お食べよ)。 よむ【読む】 - 数を数える。 共通語でも「鯖を読む」「票を読む」などの表現で用いる。 (例)十読んでから風呂から上がりや。 よろしゅうおあがり( やす)【宜しゅう御上がり(やす)】 - 拙い食事を十分に召し上がって下さいましたの意で、「ご馳走様」に対する語。 十分に召し上がって下さいの意で「いただきます」の後に用いる家庭もある。 わや - 台無し。 滅茶苦茶。 道理に合わない。 「枉惑」の転「わやく」の派生。 「 わやくちゃ」「 わやくそ」などとも。 (例)さっぱりわやや。 脚注 [ ] []• 井上ほか編 1996 にも収録(60-69頁)。 楳垣実「近畿」『国文学解釈と鑑賞』「方言の日本地図」号、1954年。 飯豊・日野・佐藤編 1982 、117-124頁。 井上ほか編 1996 、63頁。 ここまで、編『日本語講座第六巻 日本語の歴史』(、1990年)の「東西のことば争い」を参考文献とした。 当時上方では「くゎんねん」と発音しており、「かんねん」は関東訛りとされていた。 「立派な」の上方訛り。 金水 2003 、22-27頁。 前田 1977 、13頁。 梅棹忠夫「第二標準語論」『言語生活』第33号、、1954年。 「新日本語の現場」方言の戦い 38 「吉本弁」ほとんど共通語、2006年6月8日付。 「彼と一緒に暮らす」のような用法は共通語に元からあるが、「私と彼は趣味が一緒だ」のような「同一」という意味の用法は近畿方言から広まったもの。 語自体は近畿方言に由来するが、現在全国で広く使われる「ゆったりと」という用法は本来の近畿方言ではあまり一般的でない。 「吐き気がする」という用法は共通語に元からあるが、「腹立たしい」という用法は近畿方言から広まったもの。 GIGAZINE. 2019年11月22日閲覧。 Vivaldiブラウザー日本語公式ブログ 2019年11月15日. 2019年11月22日閲覧。 『』2010年5月号• 鹿浦佳子「関西の大学生の関西弁受容意識 -関西出身大学生と非関西出身大学生の意識調査をもとに-」『留学生別科 日本語教育論集第4号』1994年。 例として、2011年7月8日に配信されたの「」など。 「【新聞に喝! 】関西大学副学長・黒田勇」2009年10月31日付産経新聞。 」と述べている。 楳垣編 1962 、19頁。 は「ウの次にマ行の音が来る場合には、そのウはすべてンとなる。 」と述べている。 『大阪ことば事典』講談社、1984年、754頁。 飯豊・日野・佐藤編 1982 、10頁。 大阪コンベンション協会「」、2010年5月6日閲覧。 飯豊・日野・佐藤編 1982 、11頁。 ・西垣内泰介編著『ことばの科学ハンドブック』、2004年、196-197頁。 前田 1977 、63-64頁。 前田 1977 、59頁。 井上ほか編 1996 、246-247頁。 井上ほか編 1996 、250頁。 井上ほか編 1996 、248頁。 「おる」に尊敬語を接続させるのは京阪では一般的でなく(通常「おらはる」や「おおりやす」などは誤用)、「おられる」はあくまで共通語として用いる。 楳垣編 1962 、392-393頁。 近代初期までは江戸・東京でも敬体と「だ」を併用することがあった。 東京の「です」も江戸後期の成立当初は限られた階層の表現であり、中流以上では用いなかった。 (1917年『口語法別記』)• 東京の「です」とは別に、近世上方にも独自の「です」があったとする説もある。 「『デアル』トイフ詞ニハ『花ヤ』『綺麗ヤ』『賑ヤカヤ』ナド『ヤ』トイフ 又『花ドス』『綺麗ドス』『賑ヤカドス』ハ従来一般ニ用ヰラレタル語ナリト雖近来漸次減少シテ『花デス』『綺麗デス』『賑ヤカデス』ノ方ニ移リ行ク傾キアリ」(1906年『口語法調査報告書(下)』の京都からの報告)• 「近畿方言における待遇表現運用上の一特質」『国語学』151集、1987年。 楳垣 1962 、56-57頁。 あるアメリカの旅行者が大阪の市バスの運転手に「次の駅止まりますか? 」と聞いたところ「止まりま」と言われたため、関西弁を知らない人にはよくわからない返事の仕方に腹が立った旅行者は新聞に投書したという。 末延岑生『ニホン英語は世界で通じる』〈平凡社新書〉2010年 p16• 兵庫県高等学校教育研究会国語部会編『兵庫県ことば読本』、2003年。 周辺でも使用される。 なるイベントが開催されるほど「ちゃった」は舞鶴弁の特徴とされるが、「ちゃった」の使用地域は丹波や播磨の一部(兵庫県)にも分布する。 「ぶぶ漬け」の話は落語「京の茶漬け」から広まった誇張ともいう。 岡島昭浩「」、1996年7月4日、2009年11月29日閲覧。 イ音・ウ音・撥音・ハ行の後では「はん」にはなりにくい。 従ってのキャッチコピー「」は厳密には誤用。 高校教員で言語研究家の札埜和男が京阪電鉄に問い合わせた際の回答によると「おけいはん」は、大阪・京都間を移動する乗客に「京阪電車がある」と思い出してほしいという狙い、また「京阪電車は親しみが持てる」と好きになってほしいという考えにより、言葉の法則として正しいかどうかは切り離したという。 札埜(2006年) p38-40• 札埜(2006年) p42• 「せう」の転。 「しょう」がさらに転じたものが共通語の「しよう」とされる。 楳垣 1962 、55頁。 「」、2004年6月22日、2009年11月29日閲覧。 札埜(2006年) p124• 前田 1977 、167頁。 前田 1977 、170-172頁。 この用法は「嘘やん」以外では稀。 前田勇(1949)『大阪辯の研究』• 前田 1965 、202頁。 『上方語源辞典』34頁。 堀井令以知『上方ことば語源辞典』東京堂出版、1999年、46頁。 ある時、大鯛がとれ、若者6人で料理したが、1人がエラで指にけがをした。 その際に「エラいたい、えらい鯛じゃ」と言ったことから、大きなものに対して「えらい」と言うようになったという。 札埜(2006)p90-91• 朝日新聞 2003年6月5日• 札埜(2006)p148• 札埜(2006年) p116-117• 『上方語源辞典』131頁。 札埜(2006年) p129• 札埜(2006年) p143• 札埜(2006)p83では「もし求愛の場面で『きしょい人! 』と言われたら、もう脈はないと思うべし」と言葉のその意味合いについて記述されている。 札埜(2006)p74• 札埜(2006年) p143-144• 例えば『大阪ことば事典』 講談社学術文庫、1984年 には掲載されていない。 札埜(2006)、p67-68• 『上方語源辞典』262頁。 札埜(2006年) p152• 札埜(2006年) p128• 元来より総じて否定的な意味で使われる言葉であった。 そのため、2001年にエプソンが優香を起用して「どキレイ」というキャッチコピーを、2003年に日清食品が上戸彩を起用して「どうまい」というキャッチコピーを発表したことに関しては言語学の専門家による非難の対象になり、前者は2002年に開かれた「なにわことばのつどい」第20回記念総会(テーマ「大阪辯の誤用・悪用を正す」)の中でも批判された。 札埜(2006年) p45• 「」のように肯定的に用いるのは戦後からの用法で、元は「腐った根性」「曲がった根性」といった意。 札埜(2006年) p47では「こういうときは『まん真ん中』というと美しい」とする「なにわことばのつどい」代表世話人の中井正明の意見が引用の形で掲載されている。 札埜(2006年) p175• 札埜(2006)p149• 朝日新聞 2004年5月21日• 楳垣実編『近畿方言の総合的研究』、1962年。 前田勇『上方語源辞典』、1965年。 日本放送協会『全国方言資料 第4巻 近畿編』、1966年。 前田勇『』、1977年。 井之口有一・『京ことば辞典』東京堂出版、1992年、。 井上史雄ほか編『日本列島方言叢書13 近畿方言考1 近畿一般』、1996年、。 中井幸比古編『京阪系アクセント辞典』、2002年、。 井上史雄・鑓水兼貴『辞典〈新しい日本語〉』、2002年、。 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』、2003年、。 辻加代子『「ハル」敬語考 京都語の社会言語史』、2009年、。 札埜和男『大阪弁「ほんまもん」講座』新潮社、2006年。 その他関連書籍 [ ]• 前田勇『近世上方語辞典』東京堂出版、1964年。 『大阪ことば事典』 、1984年、。 堀井令以知『上方ことば語源辞典』東京堂出版、1999年、。 尾上圭介『大阪ことば学』講談社 、2004年、。 山下好孝『関西弁講義』(講談社 、2004年、。 真田信治監修、岡本牧子・氏原庸子著『聞いておぼえる関西(大阪)弁入門』ひつじ書房、2006年、。 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 (英語)(の日本人教員ら).

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普段良く使われる阿波弁まとめたじょ!!

あんじょう 方言

関西の言葉で「あんじょうしぃや~」なんて言われると、なんとなくほっこりとしてしまったりするが、この あんじょう」という言葉の意味を最近まで知らなかった。 せいぜい「安穏」と「養生」 足して 2で割ったようなニュアンスで、「安生」とでも書くのかぐらいに思っていたが、そんな名前の人はいても、普通名詞としてはどうやら存在しないようなのである。 で、例しに辞書を引いてみたら、これは漢字では表現できない言葉なのだとわかった。 『大辞林』によると、旧かなでは「あんぢよう」と表記し、「味(あぢ)よく」 のウ音便の形である「味よう」の変化形なのだそうだよ。 ちょっとびっくりだ。 調べてみるものである。 これとはちょっと違うが、庄内弁に「あんべ」という言葉がある。 逆に「あんべわりぃ」と言ったら、体の具合がすぐれないとか、物事の処理が思うに任せないことを言う。 銀座の山形県アンテナショップに、の支店「ヤマガタ・サン・ダンデロ」があるが、この店のメニューの前菜には「アンベ・ミレー」と記してある。 知らない人はイタリア語か何かだと思うが、これは「塩梅見れ」ということで、「味見してごらん」という意味である。 どうやら、「あんじょうしぃや~」は、「いいあんべ」で行きなさいということのようなのだね。

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